2016年4月16日土曜日

女子高生フォーラムに出席、蔡英文主席は若者に4つのアドバイス。好奇心、冒険する勇気、想像力と反抗心を持つように。


民主進歩党次期総統の蔡英文主席は16日、立法委員の鄭麗君、政策会副執行長李懷仁及び新聞部主任の黃重諺らとともに、今週刊という雑誌が主催した「貴女の世代、私達の将来―英文と語るフォーラム」に出席し、台湾に30幾つある学校の300名近い女子高生と対話を行い、自身の学生時代の経験とアドバイスを語り、31名の出席した女子学生らからの質問に回答しながら対談を行った。

蔡英文主席は講演で、自らの学生時代のことを話し始め、蔡主席自身はどの段階でも将来に備えて自分の実力を固めていったが、より重要なのは、違う視点からものを考える訓練をすることだ、と述べた。蔡英文主席は、現在の学生が立ち向かう社会の挑戦は増えており、自分自身の学習計画を立てて、将来の人生のチャレンジに立ち向かうべきだ、との考えを示した。

蔡英文主席は、学生たちは、自分が何を学びたいのか、人生の目標は何なのか、将来何をしたいのか、を真剣に考え始めるべきで、それらを今からしなければいけないとし、同時に4つの誤解を消すべきだ、と述べた。4つの誤解について:1.18歳はまだ若いので、自分の将来のことは考えなくて良い 2.高校を卒業したら必ず大学に行かなければならない 3.よく勉強に専念しさえすれば、社会で何が起こっているか知らなくてもよい 4.博識であるが、自分で考えることができない(人になってはいけない)

蔡英文主席は、学生は社会に溶け込むことで、自分が将来何をするべきかわかるのである、とし、つまり、社会で起きている多くの現象を観察し、この国、社会のことを考え、将来はどうなっていくかを予測して、自分は今からどのような準備を進めるべきかを考えること。そうすることで、社会の変化に対応できるようになるのである、と述べた。

蔡英文主席は、博識な人が問題を解決できるとは限らないし、生きる能力を持つとも限らない。現在の科学技術の発展は、インターネットを通じれば、すぐに資料を探し出して解答を得ることができるだろう、しかしもっと大事なことは、考える訓練と問題を解決する能力である、と述べた。

蔡英文主席は、現在のネット社会では、個々人が簡単にあらゆる情報を手に入れることができる。しかし独自の思考能力を養う事を忘れている。もしこの能力がなければ、その人自身の価値がなくなり、自分の将来を、他の人に決められてしまうこともある。よって最も重要なことは、自分のやり方でもって、この世界を理解するということである、と述べた。


最後に、蔡英文主席は学生に4つのアドバイスをした。第一、好奇心をもつこと。あらゆる事柄に好奇心を持つ。好奇心は問題解決や状況を理解する力であり、非常に重要な特質である。第二、勇気を持って冒険すること。勇気を出して冒険することは、若者の特権であり、まだ若いので、間違えてもまだ大丈夫なのだ。失敗を恐れたり、過ちを恐れたりしてはいけない。第三、想像力を持つこと。想像力があれば現在の枠組みにとらわれることがない。想像力がなければ、現在の枠組みに制限されてしまう。最後に、反抗心である。全てのことを正しいと思うのではなく、手にした情報、価値に疑いに持つこと。自分の価値や自分の考え方を形成することで、将来人生の様々な困難に挑む素晴らしい能力を持つことが出来るのである、と述べた。

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