2016年4月18日月曜日

米台商業協会円卓フォーラム開幕式 蔡英文主席:新政権はアメリカの投資の呼び込みに力を入れ、台湾とアメリカの産業協力を強化する


次期総統の蔡英文民進党主席は18日、米台商業協会の円卓フォーラム開幕式に主席した。蔡主席は挨拶で、出席していたアメリカ産業の代表者に対し、新政権では次段階の産業発展の推進に力を入れ、台湾とアメリカの経済協力の新しいチャンスを探していきたい、と挨拶した。

蔡主席は先ず、米台商業協会がアメリカ産業の代表者を率いて台湾に来てくれたこと、新政権と産業交流を促進してくれるということに、感謝を表した。そして、去年の6月に蔡主席がアメリカを訪問した際に、米台商業協会とは将来の台湾とアメリカの産業間での協力や繋がり方について話し合ったことがある、とし、去年の11月には、米台商業協会の訪問団が民進党を訪ねて、民進党の将来の経済発展に対する戦略と方向を理解してくれた、と述べた。今日米台商業協会が再度台湾を訪れてくれたことは、具体的な計画を作ることに繋がっていくと信じている、と語った。

蔡主席は、新政権は台湾とアメリカの関係を非常に重視しており、アメリカは台湾の重要な経済、貿易、安全のパートナーであり、これは台湾とアメリカが民主主義と人権、自由という共同の価値や、地域の安定した関係を維持することの責任を重んじていることを基礎としている、とした。蔡主席は、アメリカが長期にわたって、台湾の民主主義や安全の強化に重要な役割を果たしてくれてきたことに感謝し、将来も双方が更に進んだ経済貿易協力関係を発展させていける事を期待している、と述べた。

蔡主席は、新政府は積極的に米国政府や産業界と協力の機会を探し出し、台湾の次の段階の経済モデルのチェンジと産業のアップグレードを推進していく、と強調した。この目標を達成するため、蔡主席は緊密に交流し討論をしていくことが、経済貿易協力の大事な嘉義となるだろう、との考えを示した。その中でも、関連する組織が互いに良好なコミュニケーションのパイプを持つこと、TIFAを通じて双方の対話を進めていくこと、積極的に環太平洋パートナーシップ協定などの地域組織への参加をうかがうこと、より多くのアメリカ産業のパートナーの投資を台湾に呼び込むこと、などが含まれるとの考えを示した。

米台の経済協力を強化することについて、蔡主席は訪問団に対して新政権の経済政策を紹介した。蔡主席は、台湾は過去数年の輸出、景気は低迷しており、台湾経済がしくみから改革がなされなければいけないことを表している。「五大イノベーション産業計画」は、将来台湾の経済発展のエネルギーになり、新政権は台湾のハード面の生産力とソフト面の研究開発のイノベーション力をいかして、全力でアメリカとの協力関係を推進し、スマートシティの推進を加速し、もののインターネットやインダストリー4.0を作り、台湾とアメリカの産業、技術、資金、人材の交流を進めていく、と述べた。


このフォーラムは米台商業協会が主催し、協会主席のポール・ダンデス・ウォルフォウィッツ大使をリーダーとして、同じ協会会長ルパート・モンド=チャンバース及び、違う産業からもビジネスマネージャーらの参加があった。その他、参加者はイノベーション経済、バイオテクノロジー、自然エネルギー、半導体、国防安全などの領域におけるアメリカと台湾のビジネスマンらであった。訪問団一行は26人で、ここ最近で最も大きいアメリカ企業の台湾訪問団であった。フォーラムは一日で、民進党の釗燮秘書長、中研院胡勝正研究員、新境界シンクタンクの学者代表陳文政氏、政忠氏、何建明氏及び民進党の国際部のメンバーが参加して交流を行った。

Share/Bookmark

0 コメント:

コメントを投稿