民主進歩党次期総統の蔡英文主席は28日午前、「2016台湾国際ゲーム機産業展開幕式典」に出席し、立法院院長秘書の高建智と主催者幹部の同行により、現場来賓とともにGTI台北展示会の開幕テープカット式に参加した。
蔡英文主席の挨拶は以下のとおり。
今日は二つの主催団体の蔡理事長、魏理事長、そして私の良き友人である賴博司董事長、多くの業界の皆さん、政府の代表者、特に立法院蘇院長の高建智秘書が来られています。選挙から現在まで、私たち5月20日から仕事を始めるチームは、これまで産業訪問の旅を絶え間なく続けてきました。政権発足前、我々のチームには産業の全体的な状況を更に良く理解して欲しいと思っています。私は将来の政権チームは、地方に入って、産業の問題とニーズを同時に理解して欲しいと願っています。
今日はこうして、台湾ゲーム機産業の1年に1度のイベントに参加できて嬉しく思います。
台湾ゲーム機国際産業展(いわゆるGTI台北展)は、1993年から現在まで、アジア太平洋地区の一大イベントとしてだけでなく、世界的にも重要な展覧会となっています。
GTI台北展は今年で既に23回目を数え、毎回の展示では、最新技術や最新機種が発表され、世界各国のバイヤーが参加し、契約し、台湾の優秀な技術力と国際競争力を見せ付けています。世界に台湾を注目させるという目的においては、私は、GTI台北展はそれを成し遂げていると思います。
台湾のゲーム機産業は、過去はマザーボードも作ることができず、輸入品に頼ってきましたが、現在では設計、生産、国内外でゲーム機を販売するまでになりました。
現在、全世界には既に70幾つの国家が、台湾が作ったゲーム機を輸入しています。これは長い年月の苦労してきた積み重ねであり、ここに、皆さんの努力に感謝を表したいと思います。産業の発展を導いただけでなく、台湾が世界に飛び出し、台湾産のゲーム機を最も有力な国民外交にしていったのです。
そしてまた、ゲーム機産業の発展は、簡単なことではないのを知っています。長年、皆さん一人ひとりが努力してゲーム機の技術を上げて、社会でのゲーム機の役割を宣伝し、エンターテイメントの新しい定義付けを与え続けてきたからです。このほか、今回の展覧会を通じて、民衆との交流を強化し、人々に、ゲーム機のレジャー娯楽でのプラス面について理解してもらえることを望んでいます。
皆さんの努力によって、先ごろデジタルエンターテイメントはブームになり、私はよく、百貨店や、売り場で、ダンス機、ボクシング機、バスケットボール機などが、大人から子どもまでに喜ばれているのを見てきました。統計によると、台湾が製造するゲーム機の産業価値は、今年で300億台湾元を突破すると予測されています。今年の成長率は8.1%で、世界の10番目以内にランクインしています。
過去20年余り、景気がよいとき、皆が積極的に努力してきました。不景気のときには、耐えながらも、GTI台北展をずっと国際的に重要な展覧会として維持させてきました。皆さんの最先端の技術、優良な品質、及び完璧なアフターサービスは、世界各国の同業さから評価され、台湾を最も信頼できるパートナーにしていきました。
GTI台北展は、「Made in
Taiwan MIT」の製品だけでなく、台湾本土企業の努力とイノベーション研究開発の精神を表しています。ゲーム機は発展の潜在力を非常に有している産業であり、将来政府は皆さんとともに努力して、「MIT」のブランドを注目させ、電子ゲーム機産業が更に盛んになるようにしていきます。今私が蔡理事長のこれまでの努力の過程について話を聞いた感想は、産業全体が発展していくときに、政府は業者の後ろ盾となって、業者が孤独を感じないようにしなければいけないということです。選挙のときも言いましたが、将来の政府は業者を孤独にはさせません。我々は業者の後ろに立って、国家全体を一つのチームとしていきます。
よって、ここにいる皆さん、もしこれから何か問題が起きたときには、政府は必ずしっかりと耳を傾けていきます。今日はここには経済部のものも来ているので、過去の協力の経験から、将来は更に助けあっていくことが出来ると信じています。今日は皆さんとお会いし、知り合った事を嬉しく思います。昔からの友人も、新しい友人もいますが、皆さんがこれから私たちと一緒に頑張るパートナーです。もし政府が知っておくことがあれば、また、やるべきことがあれば、どうぞ遠慮なく、私たちを訪ねてください。
皆さん、ありがとうございます。
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