2016年5月9日月曜日

WHA参加:衛生福祉部の林奏延次期部長がWHOに代表団のリストを提出するとともに、立場を説明する文書を送付


今回のWHA参加について、行政院次期スポークスマンの童振源は、衛生福利部の次期部長である林奏延氏が、今日WHO宛に手紙を送る、とし、その手紙には、今回のWHA総会出席のチームリストと、我々の立場の説明が書かれている、と述べた。

童振源スポークスマンは、林次期部長は手紙の中で、WHOの憲章には、健康は基本的人権であり、普遍的な価値であり、人種、宗教、政治的信念又は経済的もしくは社会的条件の差別なく、万人の有する基本的権利の一つである、と書かれており、台湾の参加は政治的信念の違いで区別されるべきではなく、一中原則の必要性のないものだ。我々は、台湾は引き続きWHAに参加し、台湾と世界の人々の健康と福祉に貢献していける、と述べた。

また、台湾はWHOの参加とあらゆる貢献は、WHO憲章にある普遍的人権の価値に基づいているものだ。台湾人の健康と、国際社会に充分に参加できる権利は、決してどのような政治的な枠組みによっても制限をかけられてはいけない、と補足して説明した。

馬英九相当が9日、国安会議を開き、「一つの中国」原則に関係する指示を出したことについて、童振源は、これは新政権の立場とは違うものであり、台湾社会の現在の民意に合っていないものだ。あと10数日で終わる政権は、権力もなく台湾の国際組織活動への参加に政治的な枠組みをかけるべきではない、と述べた。


童振源スポークスマンは、台湾のWHOの参加は、全国民の健康の利益に係るだけでなく、世界の衛生や感染防止体系にとって欠けてはならないものだ。我々は長年国際医療と感染防止に対して貢献を深めてきたのであり、グローバルな感染防止の空白地点になってはいけない。これは台湾が国際社会に果たす責任である、と述べた。

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