2016年6月22日水曜日

民主進歩党第16期第22回中央執行委員会プレスリリース


民主進歩党は22日第16期第22回中央執行委員会を開催した。会議では、2016年第17期中央執行委員、中央評議会委員選挙候補者資格審査案件、及び第17期第1回全国代表者会議開催準備に係る事項について採決が行われた。

蔡英文主席のあいさつ全文は、以下の通り。

中央執行委員の皆さん、民進党の仲間の皆さん。

民進党政権になって既に1か月が過ぎました。この期間、我々は謙虚に人々の心に耳を傾け、社会からの我々に対する励ましや指導を、国家を前進させるエネルギーに変えていきたいと願ってきました。

人々の我々に対する期待はとても深く、いち早く望みを実現してほしいと思っています。しかし、私が言わなければならないのは、台湾の社会には、長い間蓄積された複雑に入り組んだ問題があり、その多くが人々、弱者と密接な関係のある問題だということです。

人々が民進党を選択したのは、我々が具体的な政策を実行することで、問題を解決してくれると期待しているからです。このような期待に応えることは、我々民進党全員の責任です。
この一か月の間、年金改革、司法改革、エネルギー構造改革、およびロングケア制度と労働者の権利改善の問題などでも、挑戦が一つ一つあらわになってきました。

これらの問題は、我々のチームが選挙の時に、沢山話し合われ、問題解決の政策と方向が提案されてきたものです。ですので、引き続き我々は、政策執行チームの全員で、これらの課題解決にしっかりと力を注ぎ、人々の期待に応えていかねばならないのです。

国家に長年積もり積もってきた難題に立ち向かうこと。多くがすぐには解決できないもので、時間が必要です。政権の最初の一か月は、我々の内部で互いにすり合わせをしなければならない部分がありました。しかし、挑戦が大きいのですから、我々はいち早くやり方などを調整して、人々の期待に応えることが必要です。

民進党は草の根から発足した政党で、今までずっと自由に発言してきた民主政党です。過去も、現在も、未来も変わりありません。よって、私は民意の第一線に立っている民意の代表者や地方の首長には、人々の声を反映し続けることを期待しています。こうすることでのみ、我々の政権が向かっていく方向が安定し、正しいものになっていくのです。

私がここで皆さんに覚えておいて欲しいことは、民意を反映することのほか、政治的に皆さんの置かれている立場はそれぞれ異なっており、行政、立法、地方、中央と、役割はそれぞれ違うでしょう。しかしながら、我々はみな同じ執政チームにいるのだ、ということです。

よって、私は、現在から、内部のまとまりを強め、更にコミュニケーションを広くとっていき、改革の歩みを一層一致させていくことを希望します。政権のチームが一つの共同の目標を持つということです。それはつまり、我々が目下の台湾社会の問題を解決するということです。

多くの問題が、私が今述べたように、挑戦が一つ一つあらわになってきています。


人々とともに、団結して仕事を進めていきましょう。同じチーム、同じ目標、問題を解決する政府。我々はみんなで努力していきましょう。ありがとうございます。

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