2016年6月1日水曜日

民進党県支部新任主任委員共同宣誓式 蔡英文:我々は一つのチームであり、しっかりと協力しあって、改革を進めていこう


民主進歩党の蔡英文主席は1日、中央常務委員会のあと、「県市、労働および海外民進党新任主任委員共同宣誓式」に出席し、退任する民進党の主任委員に感謝状を手渡して労をねぎらった。また、新しい主任委員による就任の宣誓のあとで、蔡主席は当選証書を手渡し、改革をしっかりと行って、人々の期待に応えるように、と期待の言葉を述べた。最後に蔡英文主席と新任の民進党主任委員は記念撮影を行った。

蔡英文主席あいさつ全文は以下の通り:

ここにいる洪秘書長、そして退任される主任委員の皆さん、新しい民進党主任委員の皆さん、こんにちは。

しばらく皆さんにお目にかかっていなかった気がしますが、今日はもう6月1日です。私たちが政権に就いてから既に10日以上が経ちました。この数日間、私は中央党本部に2度戻りました。党の本部に戻るたびに、私はこの数年、我々がどのように努力して再び人々の信頼を得たか、ということを思い出します。ここに出席の多くの主任委員―新任の委員も、退任される委員も、あの重要な選挙を一緒に戦ってきたのです。それは2014年の選挙であり、2016年の総統選挙です。

私はここで皆さんに言いたいことは、民進党は一般人が結成した草の根の政党であり、人々に期待されて、再度政権を執ったということです。なぜなら、民進党は永遠に人々の側に立つと約束したからです。この約束を、今日ここにいる新しい主任委員の皆さんにしっかり覚えていてほしいと思います。

私は先ず、退任される主任委員の皆さんに、ありがとう、と言いたいと思います。就任中は、大変お疲れ様でした。我々は、全党をあげて一致団結し、人々の信頼を再度獲得しました。これは我々幹部が一緒に努力してきた成果です。よって、引き継がれる新しい主任委員の皆さん、あなたたちの責任は一層重大なのです。

520日の就任から、私たちは既に執政党となりました。人々の私たちに対する目は厳しくなっていくでしょう。

執政には、のんびりしている余裕はありません。我々がまじめに取り組むかどうか、社会に責任を果たすかどうか、人々は見て評価しています。もし、我々が今ここに立っている理由を忘れ、民進党が人々の側に立たねばならないということを忘れ、草の根の精神を忘れてしまえば、そこで私たちは人々の信頼を失ってしまうでしょう。

新しい主任委員の皆さんは、選挙の競争期間中、地方で努力し、専門的知識をもってまじめに働いたゆえ、リーダーとして選ばれました。今日の就任後から、仕事の責任が始まります。

我々は一つのチームであり、十分に協力して、しっかり改革を行って、人々の期待にこたえなければなりません。

いくつかの任務について、私は皆さんに特に心がけ、全力で実行していってほしいと思うことがあります。

第一、社会としっかりコミュニケーションをとること。地方の民進党支部は、民進党と社会のコミュニケーションの第一線にあります。次の段階で、民進党は社会とのコミュニケーションプラットフォームにならなければなりません。私は皆さんに、このプラットフォームがカギであるということを頭に置いておいて欲しいと思います。

第二、確実に人々の声を反映すること。各主任委員は第一線におり、しっかりとした対応で、人々の声を政府に伝達してください。私は、ここにいる民進党中央党本部の幹部の皆さんに対して、必ず地方の党の意見を重視するように、とお願いします。

三、社会の人材を広く登用すること。新しい時代の民進党に邁進していくには、民進党をオープンな政党にしなければなりません。予備軍となる人材を育成し、人材訓練を積極的に行わなければなりません。我々は若い世代の意見を大切にし、若い人たちの参加を歓迎し、一緒に穏健に改革を行っていくチームに入ってもらいましょう。


我々の新しい主任委員の中には、古くからの人も、新しい人もいます。しかし皆が同様に情熱をもっています。一緒に我々民主進歩党と、新しい時代の責任を担っていきましょう。交代式は終わりました。仕事のスタートです。皆さん一緒に頑張りましょう。ありがとうございます。

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