2016年8月24日水曜日

民主進歩党第17期第4回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は24日、第17期第4回中央常務委員会を開催した。会議では嘉義の涂醒哲市長を招き「老いても健康 老いても充実」をテーマに報告が行われた。報告を聞いた後での蔡英文主席の指示全文は以下の通り。

長期ケア政策は間違いなく、我々の今回の執政において非常に重要な政策分野である。そして、台湾社会全体も長期ケア政策の必要性を切実に感じている。長期ケアは我々が前回政権の座にあった時よりも切迫した問題となっており、社会が長期ケアのシステム構築に対して大きな期待を持っている状況だ。

我々の政策は長期ケア2.0であり、つまりそれは1.0から始まるのではない。既にある基礎をもとにしたものである。よって、我々は現段階での長期ケア政策はゼロからスタートするのではなく、多くの地方政府と民間団体が既に取り組みを始めているものなのである。つまり多くの経験があり、使えるやり方もあるのである。我々の行政チームは中央、地方、民間の3つの資源を統合して、使える資源を最大限利用する。このようにして長期ケア体系は国家が負担できるものとなり、人々のためになることができ、同時により多くの新しい雇用機会を生み出すものになるのだ。これこそが3つのウィンである。

今日の嘉義市涂市長の報告に感謝する。嘉義市の医者の比率は他の県市よりも高く、入院患者の人数に対する看護職員の比率も全国一である。ホームドクターの制度の手本にもなれ、コミュニティモデルの概念からケア体系を発展させていくことができる。衛生福祉部には、最大限の協力をお願いしたいと思う。

このほか、メディアイノベーションセンターが報告した「結党30周年紀念シリーズイベント」について、邱莉莉スポークスマンは、今回のイベントのテーマは「結党30.挑戦30」である、と説明した。このイベントを通じて人々が過去を振り返り、民主化が深化していった過程を理解してもらえることを希望する、と述べた。この趣旨は、2016年が、民主進歩党が政権に返り咲いてから、ちょうど結党30年にあたるということにある。この30年来、多くの仲間たちが、苦労を重ね、デモや台湾各地で汗水を流してきた。この土地の台湾人とともに頑張ってきたのは、民主と自由、たゆまなく進歩する国家のためである。30年は一つのマイルストーンであり、我々が再度振り返って仰ぎ見る過去である。そして将来を見つめる大事なときである。我々は台湾のために生まれた政党の次の30年も、台湾と勇敢に前進していく、と述べた。

邱莉莉スポークスマンはまた、発表したメインイメージは深緑、浅緑、薄いグレーの3つの色を使った「十」であり、これは民進党の結党30年を表しているのであり、3つの色の組み合わせは更に、党旗の「緑背景に白い十字」のイメージを取り入れている、と説明した。カラフルなドットは台湾のこの土地に住む違ったエスニックグループ、性別、違う時代に来た人たちが共生していることを表し、皆がこの台湾で生まれ育った政党と共に、苦労して歩んできた30年間や、これからも引き続き次の30年に向かって挑戦していこうという気持ちを表現している。

結党30周年紀念シリーズイベントは926日(月)から28日(水)まで台北中山堂の光復庁にて「DPP回顧展」、27日は外交使節酒会、28日は 改革進歩のスタート地点、圓山飯店で中央常務委員会を開催する。展覧会の内容を一層充実したものにするために、今日から97日まで「あなたのDPP、写真募集活動」を実施する。一般の皆さんから、自分もしくは家族の人達がこれまで民主化の過程に携わった活動の写真の提供をお待ちしている。一緒に台湾の民主化運動の一コマに参加しましょう。詳しいイベント募集要綱は http://www.dpp.org.tw/news_content.php?sn=9017 まで。


このほか、「我々の民主時代」シリーズイベントについて、邱スポークスマンは、このイベントは主に30年来の民進党の各大小様々な社会運動や選挙に携わってきた素人の党員たちをインタビューし、彼らの記憶から民進党の物語を見つけ出すというものだ。 伝承の意義を強調し、異なるエスニックグループや違う生まれ(客家、女性、原住民、新住民など・・)を持った新しい党員を訪問し、語られる歴史から民進党の過去を振り返るだけでなく、将来も展望しよう、というものだ。これらについて、写真や映像、動画、インタビューを受けた人たちの様子は「結党30 挑戦30」の専属ページで見られるようにする、と述べた。

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