2016年11月10日木曜日

 「おかげさまで 民主主義が前進した―」 蔡英文、台湾の将来のために、団結して頑張ろう。


今年は民進党30周年の記念すべき年であり、民進党は10日、 「おかげさまで、民主主義が前進した―」交流会を行った。160名の結党党員メンバーを円山飯店に招き、会議の中で蔡英文主席から感謝状が贈られ、結党党員で写真撮影を行った。 洪耀福副秘書長と民進党県市支部の主任委員はすべてのスケジュールに参加した。蔡英文主席の挨拶全文は以下の通りである。
今日は皆さんとお会い出来て大変うれしいです。姚嘉文元院長、許信良元主席、游錫堃元院長、張俊雄元院長、葉菊蘭元秘書長、及び結党の党員メンバーの皆さん、県市長、民進党主任委員の皆さん、こんにちは!今日は台湾の民主主義を推進してきた諸先輩と仲間のみなさんを前にし、私は大変嬉しく光栄に思っています。民進党主席の身分として皆さんとともに集まることが出来たことを大変嬉しく光栄に思っています。もちろん私は今、もう一つ別の身分を持っています。それは皆さんが私を支持してくれた、「総統」と言う立場です。

民進党は今年30歳を迎えました。結党党員の皆さんにとっては、ずっと長くつらい道のりだったと思います。しかし30年後の今日、我々は再度政権を取る機会を得ました。これは結党の仲間がここ数年来、我々と一緒に頑張ってきた努力があり、結党時の苦労から政権獲得、野党、再び政権を取るまでの間、このような長い時間において、皆さん方が理念を堅持されてきたからです。民進党が得意の時も、失意の時も、共に多くのことを経験してきました。今、こうして我々は一緒に会しています。ここで皆さんお礼を言いたいと思います。皆さんが台湾のために貢献し、民進党を支持してきたことについて感謝しています。

30年前のデモでの民主運動の時、皆さんのお気に入りの歌がありました。「台湾のために団結する」という歌です。この歌詞は、「なぜ、なぜ私たちは恐れないのか。なぜこうやって頑張っているのか。子どもたちの暮らしのため、がんばってこそ将来があるのだ」というものでした。
これこそが民進党です。皆さんは最も苦しい時に、権威時代のときに、最も危険だった時代に、自分の命や安全を顧みることなく、牢屋に入る危険性もかえりみず、党を結成して闘い、台湾の民主主義のために頑張ってきました。これは全て、台湾の将来のためであり、自分たちの暮らしのためであり、子供たちの未来のためでもありました。
現在環境は少し変化しています。人々の主体的な意識が現れ、民進党は議会に入ることができ、地方政府から国会に入ることができました。最後に我々はまた、中央政府に入って政権を取り、国家のための重い責任を担うことになりました。 

民進党の信念と台湾の歴史に対する責任はずっと変わっていません。現在の民進党は一生懸命真剣に政策を遂行し、台湾のために、国際的な情勢においてチャンスを探しています。台湾の環境と土地の永続的発展のために、台湾の主権のために、我々は民主、自由、人権の価値を守り続けていきます。

政権がスタートした520日から現在まで、既に半年近くが経ちました。この半年、われわれは多くの困難に直面し、それら多くの問題は今までの長い間に積み重ねられてきた問題でした。多くの異なった意見がある問題であり、我々は改革を行う時、問題解決をする時、多くの異なった意見を聞かなくてはいけません。

我々が野党の時、この社会は多くの異なった意見が出て、それを聞いてくれる社会であることを望んできました、現在我々の政権も同じです。この社会の異なった声を聞いていきます。私はすでに話をしましたが、我々は辛抱強く、団結してしっかりとした方向に向かって行かなくてはいけません。我々の方向は非常にはっきりとしています。我々の決心もとても強いものです。しかしながら我々が改革していく過程においては、多くの困難があり、多くの人々の反対、多くの人々の抵抗、多くの人々の抗議があります。しかし我々もデモを経験してきたのであり、我々は民主社会の最も重要な事は、異なる意見を出させることと考えています。政権を担う者は我慢強くその声を聞き、謙虚でなくてはいけません。

再度我々は、民主進歩党の仲間全員に対し、この30年もの時間を捧げてきてくれたことに感謝したいと思います。我々は全ての党員の仲間と党の職員や幹部たちに、以下のことを忘れないでほしいと思います。民進党の党員であるものは、台湾の責任は我々が担わなければいけないということを認識していて欲しいということです。これはここにいる多くの先輩方の、結党時の志であり、皆の共同の責任であります 

今日ここで我々は民進党結党30年を振り返り、我々は常に反省し、そしてあらゆる勇気も犠牲も貢献も全ては、台湾のため、台湾の将来のためであり、必ず団結しなくてはいけないと自分に言い聞かせましょう。私は皆さんが2008年、私が主席になった時からずっと支持してくれたことに感謝します。また、多くのプレッシャーも与えてくれました。よって私の現在の台湾語は少し上手になりました。


現在は我々の困難な時です。私たちは民主的な政党として、どの時代にも異なった挑戦があり、現在我々がもし改革を行うならば、台湾を今までと違った姿にしなくてはいけません。私たちは多くの困難の過程を今後も経るでしょう。このすべての過程はとても辛いものであり、必ず葛藤を伴うものだと思います。しかし最も重要な事は、我々が団結し、辛抱強くあるということです。皆さんが30年来共にいてくれたことに感謝します。そしてこれからの30年も一緒に歩んでいきましょう。皆さん、ありがとうございます。

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