2016年12月21日水曜日

民主進歩党第17期第19回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は21日、第17期第19回中央常務委員会を開催した。来週水曜日の1228日に中央執行委員会を開催し、経済部長の李世光氏を招き「電力法案」をテーマに報告を行ってもらうことが決まった。蔡英文主席会議後の指示全文は以下のとおり。

電力法改正案は確かに台湾が前進するための非常に重要なマイルストーンであり、過去のどの政府も成功しなかった問題です。現在立法院では最後の関門に差し掛かっています。私はこの法案改正に参加している人たちは、きっと感慨深いだろうと思っています。しかし、あらゆる仕事は法律制定後に正式に始まるのであり、次の段階の電力改革と再生エネルギーの準備を整えていくことは、我々が選挙の時に人々に約束したことです。我々は必ずそれらを成し遂げなければなりません。

今回の法改正には比較的実務的なやり方を採用しています。多元的な供給、公平な使用、自由選択、という3つの大きな方向があり、2つの段階に分けて推進していきます。つまり、我々は徐々に改革を進めていくというやり方をとり、変更がもたらす衝撃を最低限にさせたいと考えているのです。脱原発を加速させると同時に、安定した電力供給と電気料金の安定化の約束を果たしていきます。これはつまりなぜかというと、我々が法律制定の過程において、方向性の修正も行うからです。現在の全体的な法案改正の内容は妥当にみえます。我々が改革を進めていく過程においても、順調にことを進めていける一つの法案です。

多くの人たちがこの過程に参加していく中で、多くのことに心を砕いてきました。この一つの重大な法律の改正は、多くの人々の努力のおかげです。私たちは李部長と行政院の院長、副院長、政務委員らの協力や、民進党立法院団メンバーの助けに感謝しています。彼らによって、我々はこの一歩を進めることができました。やっと立法の最終段階で、法案を順調に通すことができます。法律制定後が、我々が行動をスタートするときです。繰り返し強調しますが、これは我々執政の成功と失敗の重要なカギの一つになります。引き続いて実行していくことが、本当の挑戦の始まりになるのです。

このほか、サントメ・プリンシペが21日我々と断交することを決めたことについて、会議での蔡英文主席の談話は以下の通り

今日のサントメ・プリンシペの断交も含め、昨今の国際情勢の変化は、確かに台湾の外交上の挑戦となっています。この変化のスピードに対し、国内では与野党を分けずに団結して、海外の重要な問題に対応していかなければならない時期であります。

中国大陸の台湾に対する外交と国際参加に対するプレッシャーと邪魔はこれまで止まったことがありません。2013年のガンビアとの断交、今年11月の馬前総統がマレーシアに行ったときの無礼な対応、そして今回のサントメ・プリンシペの断交、対岸のプレッシャーは、どの党でも、誰が総統になっても変わるものではありません。

外交上のプレッシャーは、党に対してではなく、全国民に対してです。このようなやり方は、両岸関係の長期的な発展には何の助けにもなりません。国際上で台湾が長い間無視され、歪曲化されていることに対して、全国民は不満と怒りを感じています。

この挑戦に立ち向かうには、台湾は更に強くならなければなりません。よって、政府は「実質外交」のやり方をとり、対外事務を推進し、各方面での協力を通じて、台湾とほかの国との互恵互助の実質関係を強化していきます。

新政府はこの半年来、外交上の努力をしてきました。最も重要な目標は、世界が台湾の存在を見られるようにし、中華民国が国際社会で受けた不公平な待遇を再度考えることです。私は何度も強調しますが、外部の困難がどんなに続いても、台湾の努力は決して止めることはできないということです。

同時に、外部の挑戦が強くなるにしたがって、国内の協力はより緊密になっていきます。与野党間では様々な問題について、異なった意見や競争もあります。しかし現在は、我々は一致団結して国外問題に対応し、国家の利益を守る時期なのです。
  
来月、我は国を代表して、中南米の友好国を訪問します。我々は与野党の立法委員の皆さんに、一緒に出発しようと呼びかけます。外交の第一線に立つ人々の苦労と挑戦を実際に理解しにいきましょう。プレッシャーは大きくなればなるほど、より団結して突破しようとする動きが必要です。皆さんありがとうございます。



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