2016年12月11日日曜日

蔡英文:新住民が持ち込んだ新しいエネルギーが、この国を前進させている


民主進歩党は11日、「新しい力の声-東南アジア言語親子歌唱コンクール決勝戦」を開催した。蔡英文主席はあいさつで以下のように述べた。
「今年の東南アジア言語親子歌唱コンクールに対する皆さんの支持に感謝します。全国の12の会場で初戦が行われ、インドネシア、ベトナム、タイ、カンボジア、フィリピンなどの国から、212組の参加がありました。初戦から勝ち上がって、今日の決勝戦のために、皆さんは長い間準備をしてきたと思います。最後に誰が勝っても、皆さん方は大変素晴らしいと思います」。

今日の決勝戦には、蔡英文主席も招かれ、駐台湾ベトナム経済文化代表所の陳維梅代表や、マレーシア友好貿易センターのAnwar Udzir副代表、シンガポール駐台北ビジネス事務所の白炳毅主任、民進党副秘書長の徐佳青、民進党各県支部の主任委員や代表者が出席した。今回の決勝戦は、24組が参加した。みな各県市のコンクールで勝ち抜いた優秀な参加者であった。最後は蔡英文主席からトロフィーと賞金が6組に渡され、そして参加者と来賓で記念撮影が行われた。

蔡英文主席は、今回このコンクールを開いたことは、母語の伝承を奨励し、新住民が自分を表現できるステージを提供すること、参加者だけでなく、開催の協力者、出席した友人たち、東南アジア言語文化交流に参加した多くの人が、民族を超えてより多くの交流と理解をし、互いを尊重する機会となることと信じている、と述べた。

そして、ここにいる多くの新住民たちは、台湾に来てもう何年もたっているが、台湾で初めての新住民歌唱コンテストは、多くが中国語や台湾語の歌を歌うもので、台湾の社会に溶け込むことを応援するというものであった。しかしここ数年のコンクールでは、今日もそうだが、だんだんと母国語で歌ってくださいというものが増えてきている。このような変化は、台湾社会が絶えず学習と進歩をしているということの証明でもある。皆さんには、新住民が台湾に持ち込んでいる新しいエネルギーが、国家をまさに前進させている、と伝えたいと思う、と述べた。

蔡英文主席は、現在の台湾には既に50万人を超えた新住民がいる。そのうち15万人が東南アジアの国々からだ。ここにいる新住民の人達はみな、われわれ台湾の一部分であり、一人一人が新しい台湾の子であり、台湾の将来と希望である。こうした子どもたちが台湾を理解し、東南アジアを理解し、我々が彼らの長所を発揮させて、良い方向へ発展するよう導くのである。よって、我々は新住民の子供たちが、母親の国の言葉を学習することができ、小さいころからお母さんの言葉を話し、その国の歌を歌い、上の世代の文化を伝承しるすだけなく、自分たちに2つの文化背景を持っていることを理解することを期待している。これが台湾が将来、国際的、世界的に歩みを進めていく重要な力になるのである、と述べた。
  
蔡英文主席はまた、今日のコンクールの名前は「新しい力の声」で、これは我々の目標である。新住民の新しい力を、我々は大切にし、発揮させていくこと。ここにいる新住民の皆さんは、台湾に根を下ろすために、様々な困難を克服してきたが、この決意と勇気は、現在の我々もそれをみならって、そうした精神で物事に取り組んでいきたいと思う、と述べた。   

最後に蔡英文主席は、東南アジアの国々の駐台使節と代表に審査と支持と参加の感謝をした。蔡英文主席は、引き続き我々は多くのことを成し遂げていき、より多くの任務を達成していく。一緒に努力をして、台湾をどの場面においても発展させ、東南アジアの国々とのつながりおいても、より良い成果を上げていこう、と述べた。

徐佳青副秘書長はあいさつで、皆さんがどこの国から来たのであっても、台湾は皆さんを歓迎する。皆さんの言葉、文化によって、異なる国家との更なる交流を期待している。台湾の人々は異文化を知ること、理解することを期待しており、音楽は一つのよいツールである。この歌唱コンクール、音楽交流を通じて、我々の次の世代がより多くの言葉を学習できる機会となることを期待している、と述べた。



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