2012年12月11日火曜日

蘇貞昌主席がクリストファー・ヒル前東アジア・太平洋担当国務次官補と会見




民進党蘇貞昌主席は10日、クリストファー・ヒル前東アジア・太平洋担当国務次官補・デンバー大学国際学部長と会見し、約1時間近く、中国の民主化と両岸関係などの議題について意見交換を行った。

中国の民主化の議題に及んで、蘇主席は、中国はいつか変わる、しかし誰もその変化がいつ起こるか、また変化がどれほど大きなものになるか予測できない。中国に対しては、善意を持って対処するが急ぐ必要はない、中国は内部に解決しなくてはならない問題を沢山抱えている。台湾は善意を与え、中国にゆっくりやらせればよい、と述べた。蘇主席はまた、両岸関係は台湾側だけで解決できるものではない、対処するには両岸だけを見るわけにはいかない、地域の戦略から考えなくてはならないとの考えを示し、民進党は、両岸の平和関係を維持するため、台湾は一つの国であるという主張を絶対に放棄しないし、これは民進党の確固たる立場だと述べた。蘇主席は、台湾は小さいが、台湾の位置は鍵を握っており、地域の安定を維持し、衝突の発生は避けなければならないと強調した。

クリストファー大使は、台湾はアジア太平洋地域の問題の根源ではなく、問題を解決する側であり、自由と民主主義の模範だと述べた。台湾に一層の国際的な活動スペースを与え、台湾人、特に台湾の若者に世界で孤立を感じさせることのないよう、世界に仲間入りさせねばならないとの考えを示した。

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