組織


党組織
(2009年8月以降)

全国党員代表大会(全代会)
全国党員代表大会は民主進歩党の最高意思決定機関であり、党綱領・規約の改正や中央執行委員・中央評議委員の選出・罷免などを行う。毎年一回中央執行委員会が大会を召集する。必要があれば中央執行委員会、または全国5つ以上の県市支部の書面による発案で臨時党員代表大会を召集できる。出席する代表は、党員の投票によって民主的に選ばれ、党の最高意思の決定に加わる。代表となるのは、各県市の支部で選出された人、先住民族から選出された人のほか、中央執行委員、中央評議委員・召集人、党本部秘書長、各県市の支部長、その他の特設支部の支部長、県市レベル以上の自治体首長、国・行政院直轄市・県市議会の議員である。


中央党部(党本部)組織
党本部は
中央常務執行委員会(中央常務委員会、中常会)
中央執行委員会(中執会)
中央評議委員会(中評会)
のほか、

事務部門として

秘書処(秘書室)
組織推広部(組織普及局、党支部・党員管理)
文化宣伝部(広報局)
国際事務部(国際局)
社会運動部(社会運動局、民間団体との交流)
婦女発展部女性局)
青年発展部(青年局)
財務委員会
政策委員会
民意調査中心(世論調査センター)
客家事務部
原住民族事務部
台湾民主学院(党員研修)
網路発展部(ネット対策局)

の各部門からなっている。


中央常務執行委員会(中常会)、中央執行委員会(中執会)
中央常務執行委員会と中央執行委員会は、全国党員代表大会での決定の執行、日常の政策の立案・執行、党の内規の策定、予算の決定などを執り行う機関である。また、重要な人事や賞罰の決定、各地方・特設支部の監督をする。両委員会は相互補完関係にある。党主席は両委員会の議長となる。
中執会は党主席を含めた委員からなり、党主席以外は全国党員代表大会で選出される。同一性別の委員が全体の4分の3以上であってはならない。任期は2年で再任は妨げない。中執会の会議は、最低でも3か月に一度開かなければならない。ただし、日頃の職権は中常会が代行する。
中常会委員は主席以外の中執会委員から互選で選ばれ、委員数は主席を含めて11人。同じく任期は2年で再任は可能。中常会の例会は、毎週一回(水曜日)に開かれる。


党主席
党主席は全党員からの直接選挙で選ばれ、自動的に中央執行委員会および中央常務執行委員会の委員となる。任期は2年で再任は妨げない。


中央評議委員会(中評会)
中央評議委員会は、党の政策・内規の執行、中央執行委員会が策定した予算案を審議、党の収支に対する監査、賞罰の決定、党の綱領やそれに準じる規約等の解釈を担当する機関である。委員は全国党員代表大会で選ばれる。やはり同一性別で4分の3以上を占めてはならないことになっている。中評会の委員長は互選、任期は2年で再任を妨げない。


仲裁委員会
仲裁委員会は党本部各機関もしくは本部と地方組織、本部と党員との間で対立・紛争があった場合にそれを仲裁・調停するための機関である。大きな問題で対立があった場合、仲裁委員会が党綱領などを解釈権を持つこともある。
委員は中央執行委員会が推薦し、全国党員代表大会での承認によって選ばれる。党内外で起こるあらゆる紛争を収めることができるような、公明正大な人格と判断力の持ち主であることが求められる。無報酬で、委員長は互選による。


党団(各議会内の党議員団・会派)
民主進歩党は、各レベルの議会に議員団を設けている。中央・地方の各レベルで選ばれた議員たちは、党の活動に参加する義務と権利を持っている。各レベルの民主進歩党議員団は、党の綱領や規約に反しない限り、自主的に日々の決定や処理をすることができる。