2013年3月23日土曜日

3万の人々を組織訓練 蘇主席:民主を守り、脱原発を守る



民主進歩党主席の蘇貞昌は23日宜蘭県に赴き、脱原発守護者聯盟の3万人訓練活動を指揮した。主席は挨拶で、守護者聯盟を設立するのは選挙を守り、開票を守り、民主を守るためである、民進党は、組織訓練の強化を決意し、選挙と投票所での開票の立会いの仕事について、全国を巡回し基礎訓練を繰り返し、投票日の権利行使が確保でき、選挙を公平、公正なものとし、変な企みを持つ者の介入を防いでいくことだ、と述べた。

 蘇主席は、原発が台湾の子々孫々まで害を及ぼしていくことを良く知ったので、省議員から屏東県長、台北県長を歴任している間、常に反原発の立場を貫いてきた。脱原発国家と国民投票は民進党の主張であり、今まで国民党は国民投票を災難とみなしてきたが、現在は第4原発の国民投票を行うと言っている。これは民進党が台湾民主の先駆けであり、終始正しい方向を堅持していることの証明だ、と述べた。

蘇主席は、今まで政府は原子力エネルギーについて大きな宣伝を行ったが、今では年齢、性別、族群、党派を超えて、みな原発反対と言っており、反原発運動はすでにどこでも盛んである。先日新北市議会において、中央政府は即時第4原発建設を停止するべきであるとの意見がまとまり、他の県市議会も提出準備中だ。しかし、開票、票の読み上げ、票の立会いなど、選挙の公正さの確保に対して、民進党は組織の訓練を強化する必要がある。蘇主席は、国民投票に真っ向から戦うためにしっかり準備することを参加者に呼びかけ、これは、守護者聯盟が訓練を受けている成果を示す機会でもあると述べた。このほかに、立場が決まっておらず、最近になって反原発に加わった人たちを、皆が支持して受け入れるべきであり、より多くの人々に反原発運動に入ってもらい、より多くの力が集ることによって、脱原発の実現が可能となるのだと述べた。

蘇主席は、日本の福島の原発事故から、チェルノブイリ事故、アメリカスリーマイル島事故など、原発災害が人類に払った代価は想像し難いものだ。特に台湾は核廃棄物を処理する能力がなく、低レベル核廃棄物は住民を騙すやり方で蘭嶼に置かれ、蘭嶼の人は次々と立ち上がっている状況だ。高レベル放射性核廃棄物は全て原発施設内におかれ、同様に処理が出来ない。事実はこうだというのに、まだ原発エネルギーを発展させようと言っているのは、国民を説得できないことだ、と述べた。


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