2013年5月25日土曜日

「民進党再執政、台湾向上」蘇貞昌 全国民進党代表大会開幕挨拶


民主進歩党は25日、台北国際会議センターで第15期第2回全国民進党員代表大会を開催した。蘇貞昌主席は挨拶で、現在民進党は2つの戦いに臨んでいる。一つは今年後半の第四原発建設停止国民投票であり、もう一つは2014年の七つの地方選挙である。主席は、皆で人々と力を合わせて努力をし、民進党執政を継続させ、民進党に任せて安心、政権復帰、を達成しよう、と述べた。

蘇主席は先ず、過去1週間は雨の湿った台湾であったが、党大会の開催日の今は晴天に恵まれ、まるで26年前38年間に渡る戒厳令を経た台湾が多くの同志の奮闘の下、結党禁止を破って、民主進歩党が正式に成立した時のようである。結党3年後の1989年に最初の地方県市長選挙で、6つの県市長の座を獲得し、私は屏東縣長に当選した。この後民進党は基礎層から支持を築きあげ、村長、里長、郷鎮長、市民代表、議員選挙で成長していき、国会でも奮闘を続けてきた。県市長の議席は最初の6議席から1997年には12席となり、そのときに私は台北県長に当選した。その後民進党は2000年に政権を獲得して、国会で最大の党となった。 

蘇主席は民進党に機会を与えてくれた台湾の人々に感謝を表明した。民進党は常に努力を続けてきた。主席は、天気が晴れや雨があるように、民進党は栄光を得てきたが、一方で失敗の苦痛を味わってきた。成功と失敗が人間を育てるように、晴れと雨が大自然を育む、民進党は同じく過去から学ぶのである。現在民進党は地方で6つの執政しかなく、国会でも少数党である。しかし私たちは志気を失っていない。執政県・市長はいい成果をだしていて素晴らしい。また、民進党は立法院では少数だが各方面での評価は最も良い。比較においても、人々の支持においても、民進党に任せて安心、ということがわかるだろう。と言った。主席は、民進党は小さいが、志気は高い。議席は多くないが、成果を出している。現在は6つの県市長しかないが、国会では40議席があり、民進党は努力を続けていく、と強調した。 

蘇主席は、現在民進党は2つの戦いに臨んでいる。一つは今年後半の第四原発建設停止国民投票である。彼は、現在の制限の多い国民投票法では900万人が投票に出て初めて通過するもので、非常に困難なことである。一方で、民進党団は立法院で反原発三法や、制限の多い国民投票法を修正する努力を行っている。民進党は各地の反原発の民意を集めて、国民投票で74%の反原発の人々の意見を反映させる。年末の国民投票で勝利し、第四原発を停止させることを願っている。「我々はいかなる時も正面から戦いに臨む」、「脱原発」と「国民投票権」の2つの主張と信念を一度に成功させるのだ。 

2つ目に、2014年の七つの地方選挙で、民進党は6つの直轄市長選挙、16席の県市長選挙、更に多くの郷鎮市長、議員、村里長など一万以上の議席を取らねばならない。よって民進党は綿密な計画を立てて、柔軟な対応で候補者を選出し、各方面で共に協力しあっていかなければならない。地方の大きな成功が2016年の国会過半数につながり、総統選挙での勝利のきっかけになる。今日の全国党代表大会の多くの提案は、全て七つの地方選挙に関わっている、と述べた。 

「我々は同じ党である」と蘇主席は述べ、我々はこの緑の同じ旗を掲げており、皆で共に努力して民意の側に立ち、民進党執政を継続させ、民進党に任せて安心、政権復帰の力をもらおう、と述べた。最後に蘇主席は党の代表とともに、「民進党再執政、台湾向上、台湾頑張ろう、民進党頑張ろう」と呼びかけた。

 

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