2013年6月19日水曜日

民主進歩党第15期大39回中央常務委員会 プレスリリース


民主進歩党は619日に第15期第39回中央常務委員会を開催し、釗燮董立文を招いて、それぞれ「訪米の成果」「呉習会と両岸事務所相互設置について」の報告を行った。蘇主席は、呉習会、両岸サービス貿易協定から両岸事務所相互設置まで、馬政府は形式ばかりで、非常に不適切だ。馬総統にはっきりとした説明をもって、人々を理解させ、台湾の主権を後退させるようなことがあってはならない、と述べた。

釗燮は訪米の成果を報告した後、蘇主席が最後にこのようにまとめた。このたびの訪米での対話は非常に深く、アメリカの関係者と包み隠さない話ができた。身分上からはっきり言えないという場面も見受けられたが、アメリカ側は民進党に対して確かに良い印象を持っており、議会では30名近くのアメリカ下院上院議員と深い意見交換を行うことができた。

「台湾を出て、台湾の重要性が更に理解できた」。蘇主席はこのように述べ、台湾は米中関係の鍵であり、東アジアの平和の中心だ。党の同志の細かな企画と支援、及び在米台湾人の同郷の支持によって、12日間のアメリカ・カナダ訪問の目的を達成させることができた。アメリカ下院で424の賛成票を得て、台湾が国際民航組織オブザーバーとなることへの支持を得たことについて、国務長官にも台湾が国際民航組織の計画に参加することの協力をお願いした。蘇主席は、台湾関係法が通過した年のように、30年来台湾の安全はアメリカの支援があってこそ、脅威を免れてきたのだと述べた。

蘇主席は、今回の訪問では、アメリカの最も重要なシンクタンクであるブルッキングス研究院とCSISで講演を行った。200名程のアメリカの学者や専門家と意見交換を行った。そして、民進党の駐米代表処を設置し、民進党が台米関係を重視していることを表すことができた。民進党が最も重要と考える国家に直接我々の立場を表明し、第一声を発する基点ができたのである。「狭いかもしれないが、既にできたのである。そして、肝心のときに、民進党は随時第一声を発していき、アメリカとの意思疎通を図っていく」と述べた。主席は台湾同郷の熱烈な支持に感謝し、募金も予想以上集まり、「今後2年間事務所の運営経費を賄えるであろう」と語った。

主席は、アメリカ・カナダの友人は今回の訪問を重視してくれ、これは主席個人ではなく、民進党を重視したからで、台湾を重視したからだ。「台湾は米中関係の鍵であり、東アジア平和の中心である」「台湾は重要で、民進党は重要だ」。アメリカ、カナダは、次に民進党が政権に復帰した際に、国内でどの様な政策の立場をとるか、また両岸関係をどのように対応するか、アメリカとどう交流するか、またこの地域の平和にどのように貢献するか、ということを知りたいのである。よって、真剣に誠意をもって民進党の基本的立場や核心的な価値と民進党がこの地域の平和に貢献したいという意思を持っていることをアメリカ・カナダという最も大切な友人に説明したのである。

 「一緒に努力しましょう」、蘇主席はこのように述べ、今年2月に日本、4月にシンガポール、そして今日アメリカ・カナダ訪問が終了し、台湾と民進党の重要性がはっきりした、と述べた。中国国民党が傾中策を推進しているとき、海外の友人たちは、民進党はどのようにして人々から再度信頼され、機会をもらうのかということを知りたい。どのように地域の平和と安定に貢献し、国際秩序の中で積極的な参加者となり、責任感のあるパートナーになるか、を知りたいのだ、と語った。

今日の常務委員会では、両岸に相互事務所を設置する件について討論が行われた。蘇主席は会のあと、インタビューの中で、昨今馬政府の両岸関係の問題に対する対応の仕方に深く失望している、と述べた。というのも、国会の監督を排除し、少数の人間の裏での話し合いで、社会の了解を得ることなく、また民進党にも参加させず、国民党の多くの人たちも全く知らない状況で事を進めているからである。「極少数の人間の秘密作業だ。呉習会、両岸サービス貿易協議から両岸相互事務所設置まで、全てが形式ばかりのやり方だ」、と述べた。

蘇主席は、呉習会は一つの中国の原則、一つの中国の枠組み、に呼応するもので台湾人の民意に反しているだけでなく、馬総統が選挙の時の約束にも違反している。「台湾の主権は完全に守られていない」。主席は、両岸相互事務所設置には、主権を守り、立場は同等で、オープンでなければならない。「現在は国会でまだしっかりとした話し合いがないのであり、非常に不適当なことだ」、と述べた。民進党は相互事務所設置には実質的な機能を備えること、領事の面会の権利、観光サービスに関する書類の署名を扱い、具体的な内容について国会で先ず報告し、国会の監督を受けるべきで、実現できない約束をしてはいけない。馬政府が国会の監督を受けず、民意にそむき、体制を乱すやり方について、主席は「馬総統は表にでて話をはっきりさせ、人民を納得させ、台湾の主権を後退させてはならない」と述べた。

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