2013年7月10日水曜日

民進党第15期第42回中央常務委員会 プレスリリース


民主進歩党は710日第15期第42回中央常務委員会を開催し、先ず民進党立法院団幹事長高志鵬、書記長秉叡が新しい中央常務委員会委員の就任宣言を行った。その後、シンクタンクのエネルギーチームが提出した「グリーンエネルギー政策白書」草案が採択され、続いて新境界文教基金会シンクタンクエネルギーチームが提出した民進党の「エネルギー政策白書」草案が採択された。蘇主席は、4月3日に常務委員会で「グリーンエネルギー政策白書」の提出決議が採択され、3ヶ月で学術界、科学技術界、環境保護界、産業界、社会運動団体及び前政務官など20名近いメンバーを集結し、幾度もの会議を経て今回の白書が完成した。蘇主席は、「我々は責任ある態度で、台湾の将来のエネルギー発展の主張とビジョンを出していく」と述べ、参加した専門家、学者、及び各界の代表に対して、綿密な話し合いが今日の成果につながったと感謝を表明した。

 
蘇主席は、白書の内容を見れば、民進党のグリーンエネルギー政策の基本的価値が「グリーンエネルギー経済」、「永続発展」そして「安全なエネルギー」だということがわかるであろうと述べ、「省エネ」、「効率化の上昇」、「グリーンエネルギーの発展」、「科学技術の創造」、「エネルギー事業の革新」など5項目の政策手段を通じて、台湾を脱原発国家へ邁進させよう、と語った。民進党が考える将来の台湾のグリーンエネルギービジョンは、「25-20-20」の3つの文字で表現される。即ち、「2025年まで、台湾のグリーンエネルギー発電量を総電力の20%にする、20万人の『グリーンカラー』の就業の機会を作る」。このようなビジョンは遠いものではなく、ドイツは2001年から2011年の10年間、グリーンエネルギーの発電量は3倍に成長し、既に20%に達している。台湾の馬政府は世界の先端を走っていこうとする決心がない。2011年の台湾のグリーンエネルギー発電量は3.56%に過ぎず、2010年の3.57%よりも更に後退している。

主席は、「出来ないのではない。するか、しないかのどちらかである」と述べ、ドイツが出来るなら、台湾も出来る!我々は全世界のグリーンエネルギー時代の波にのり、グリーンエネルギーで産業に活力を与え、仕事を増やし、安全で永続的な新しいグリーン生活を作ろう!「グリーンエネルギー政策白書」のほかに、民進党は3万字を超える「原発神話を分析する」を提出する。これらの内容を通じて、民進党は積極的に社会の人々と話し合いをし、第4原発建設停止を実現させ、脱原発国家の理想へと邁進していこう、と述べた。

台湾政府がニュージーランドと経済協力協定を締結したことについて、蘇主席は会議の挨拶で、台湾とニュージーランドのFTA締結推進は民進党政権のときに既に始まっていた。現在その成果を目にしたことは、民進党も楽しみにしていることであり、協定の締結を全力で支持すると述べ、民進党はかねてから国際的な経済貿易計画を積極的に進めることや、台湾は国際化するべきで、一つの市場にだけに拘るわけにはいかないと主張してきた、と強調した。台湾がFTAを推進するという世界経済貿易戦略において、ヨーロッパ、アメリカ、日本、東南アジア諸国連合などの主要国家をその優先とするべきで、「対外貿易の平衡を取ることで、市場のリスクを分散させることができ、台湾産業の転換と発展の有利な外部環境を創造できる。そうすることで、国内産業、就業や給与が後進国の低価格競争の衝撃を緩和することができる」、と述べた。 

蘇主席はまた、ニュージーランドの経済規模は台湾の約3分の一であり、台湾とニュージーランドの貿易往来は競争関係というよりも補完的な性質のものだ。台湾への衝撃は比較的少ない、かつニュージーランドは法規制度が整っており、経済の開放度が高く、既に先進国である。台湾のFTA締結の優先順序では、台湾の将来のためには、先ず主要先進国とFTAを締結して重要な1歩を踏み出すことだ、とし、民進党は全力でこれらに相応しい法律修正の仕事に協力し、この協議を国内で早く通過させるようにする、と述べた。





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