2013年8月20日火曜日

民進党政策会執行長 ロバートメネンデス米上院議員と会談




民進党政策会釗燮執行長は19日、民進党立法院団柯建銘総幹事とともに、訪台中の米上院議員で外交委員会委員長のロバートメネンデス氏と会談した。会談で呉執行長とメネンデス議員は、台湾の国防、台米関係、台湾国内政治の情勢について深く意見交換を行った。
メネンデス上院議員が、台湾が直面している重大な問題について尋ねたのに対し、呉執行長は、現在台湾の国防が最も切迫した状況にあると伝えた。馬政権発足後の数年来、国防予算は国内生産額の2.1%を占めるに過ぎなくなった。台湾が将来志願制を推進し有効な威嚇能力を保つことが全く出来なくなった。呉執行長はまた、昨今台湾を騒がせており、大規模な公民運動を引き起こした洪仲丘虐待死事件に話し及び、民進党立法院団がこの事件によって推進することになった軍事裁判制度改革を例にとり、民進党は台湾の国防を極めて重視していることを表明した。
 
 
メネンデス議員は、台湾のエネルギー問題の対応について、立法院で少数の議席しか有さない中で、どのようにスケジュール立てて立法化に向けて動いているのかを尋ねた。呉執行長は、民進党の代替エネルギー政策案と省エネ対策を紹介した。柯総幹事は、民進党は立法院で過半数を獲得したことがないが、積極的に政治活動をし、民意の立場を汲み、民間団体と協力する事を通じて、これまでに第四原発建設停止、国軍改革、サービス貿易協議等の議題で鍵となる影響力を発揮してきた。柯総幹事はまた、これらの議題は民進党が将来の選挙で勝利を獲得するチャンスを高めている、と述べた。
メネンデス議員が民進党の将来の選挙戦略について尋ねたところ、呉執行長は、民進党は台湾南部で高い支持を得ているほか、台中などの中部の県市で支持を広げている。加えて、多くの国民党県市長が汚職スキャンダルで全国において支持を失っており、民進党は来年地域選挙と2016年の総統選挙で勝利の大きなチャンスがある、と述べた。
 呉執行長、柯総幹事とロバートメネンデス氏の会談は約一時間に及び、会談にはその他政策委員会首席副執行長の黄致達、中國事務部洪財隆主任、國際事務部楊迺芳副主任が参加し、和気藹々と友好な中で会談が終了した。

 


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