2013年8月1日木曜日

蘇主席:執政者は原住民を尊重するべきだ。これは台湾が国際社会で正名するのに似ている。



民主進歩党蘇貞昌主席は1日「原住民の日 青年と共に語るmakakavhiva研修会」に出席した。主席は挨拶で、台湾は世界の先進国家と同様に、特別にこの日を制定した。世界に各原住民族の歴史と奮闘の精神を示そう、と述べた。主席は、アメリカプロ野球で台湾の日があり、アメリカの多くの都市で「聖パトリックの祝日」さえある。それはアイルランドの人たちの伝統的な祝日であり「これこそが尊重であろう」と述べた。

蘇貞昌主席は、「8/1原住民の日」を定めたのは民進党政権の時であり、「凱達格蘭文化會館」は民進党政権時に建てたものだ、と述べた。総統府前の凱達格蘭大道は元々は「介壽路」といい、国民党の蒋介石が台湾に来たときに自分の名字をあてて名づけたものだ。阿扁(陳前総統)政権時に「凱達格蘭大道」と改名した。「これこそが凱達格蘭族を尊重したものであり、原住民を尊重していることだ」と述べた。主席は、自身が行政院長のときに、「賽德克族」を14番目の原住民と認定した。日本人は過去原住民を「番」と呼び、この文字には原住民を見下す意味があった。そして、国民党が台湾に来てからは原住民を「山地人」と呼び、原住民族を尊重しなかった。民進党の時期になって「原住民」と正名し、「元々この土地に住んでいる民族」を意味するようになった。

主席は、屏東県長のときに、原住民の母語と文化を教えることを推進し、排灣語、魯凱語、各部族は平等だということを教えた。「執政者の態度がレベルを決める。態度がやり方を決める」。馬政府はこの原住民の日の今日でさえ、原住民族委員会のホームページで原住民の日の由来を取り消している。これこそが、政府の後退の証拠である。主席は馬政府に対し、政権時にはしっかり責任を果たし、原住民族を真に尊敬し、さもなければ中国政府によって台湾原住民はあらゆるやり方で取りこまれてしまうであろう。既に原住民族の部落に入り込んでおり、これは台湾の態度に影響を及ぼすものだ、と述べた。

主席は、民進党はこれまで、選挙のために原住民族を尊重したのではない。心の底からの尊重であり、現在は野党で原住民の仕事を行う資源がないが、心は原住民とともにあり、民進党が政権に返り咲いたときには、過去に出来なかったことに引き続き取り組み、全世界に台湾原住民の名誉、神聖さ、民族の力を知らしめ、台湾は文化と多元性を持つだけでなく、相互に尊重しあう国家であることを知らせる、と強調した。

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