2013年9月6日金曜日

台湾電力が菅直人元首相の原発施設見学を拒否 林俊憲スポークスマン:原発擁護者だけに見学させるのか?


日本の菅直人元首相が原発施設を見学したいという意向を示したのに対し、台湾電力が「原発反対の立場の人物」だとして見学を拒否したという報道について、民進党の林俊憲スポークスマンは6日、インタビューに応じ、これは2つのことを意味している、と述べ、ひとつは台湾電力が原発を擁護する立場をとっているということで、もう一つは友好国の元首相に対する外交マナーが欠けているということだ、と語った。

「原発を擁護する人たちだけが、施設を見学できるというのか?」林俊憲スポークスマンはそう話し、《環境基本法》第23条の明文規定に、政府は1歩ずつ脱原発国家の目標を推し進めると書いてあるが、馬英九総統と江宜樺行政院院長は、今年二度も第四原発建設の続行を擁護し、メディアや評論家、国民党の立法委員を率いて第四原発の視察を実施して、原発宣伝チームを作った。台湾電力が反原発の日本前首相の訪問を拒絶するというのは、馬政府の偏見と愚かさをあらわにしている、と述べた。
林スポークスマンは、馬政府は反原発公民団体と一般の民衆に対し原発施設の参観を開放するべきであり、特に第四原発の理解を深めるための情報を公開することだ、とし、多大な行政資源を投じて原発は良いものだと宣伝し、馬総統と立場が異なる人たちを敵とみなし、反原発の人たちの原発施設参観を拒むことはよくない、と述べた。「特に、もし台湾電力が原発擁護のために外交マナーを欠くというならば、国際的な笑い話となり、国家のイメージに傷をつけるだろう」と述べた。

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