2013年12月1日日曜日

民進党新境界文教基金会主催 第一回在台中国人留学生交流研修会



民進党の新境界文教基金会青年部は1130日と121日の2日間、12日の「自由台湾シリーズ-在台中国人留学生交流研修会」を開催した。今回の研修会は民進党シンクタンクの新境界文教基金会が初めて在台中国人留学生を対象にした研修会である。この研修会は、自由人権、民主精神を核心的価値に据え、内容は台湾の社会、歴史、両岸関係、民主自由、人権、文化の6つの大きなテーマであった。30数名の台湾で学んでいる中国人留学生は1日、党幹部同行で、緑島の人権紀念区、緑州山荘、台湾史前文化博物館などを見学した。

交流研修会のイベントは11/30に始まり、新境界文教基金会董事長で民進党主席の蘇貞昌が参加して学生を歓迎する始業式が行われた。中央研究院社会科学研究所の蕭新煌所長による「台湾のパラダイムシフトと民主の発足について」、政治大学台湾文化研究所の戴寶村教授による「台湾民主運動経験」、中国部主任洪財隆による「1998年中国政策大討論から2013年の華山会議まで」の講演が行われた。そして記録映画の鑑賞と中国人留学生と民進党幹部との座談会が行われた。121日には緑島人権記念園区を見学し、戒厳令時代の雰囲気と台湾の人権発展の過程を身をもって体験してもらった。
蘇貞昌主席は始業式の挨拶で、中国は1年に700万の大学生がいるが、台湾に来られる大学生は非常に少ない。参加した学生に対し、台湾に学びに来た機会を大事にし、台湾の民主主義を体験し、台湾の人・事・物をよく理解してくれることを希望すると述べた。また、参加の学生に対し、テキストからのみ学習するのではなく、社会から学び、広い視野で世界を見ること、研修内容から台湾に対して一層の認識を深めて欲しいという期待と励ましの言葉を送った。蘇主席は、台湾の民主経験を参加者に話した際、特に台湾の戒厳令の時代、各種言論の自由が制限されていたが、今はもう自由になって、言論の自由が保証され、迫害を受けることがなくなった、と説明し、会の交流を通じて、民主精神と自由人権の本質を体験して欲しい、と述べた。
青年部の周修副主任は、今回の交流研修会の参加者申し込みは多く、中国の18省市出身の留学生63名の申し込みがあった。よって、募集定員を25名から34名に増やした。この34名の中国人留学生は14の省都市出身の学生で、26名が博士もしくは修士課程の学生で、8名が短期留学生である。民進党は今回の研修会を良いスタートとして、より多くの留学生が民進党シンクタンクと党本部を訪れることを歓迎している、と述べた。
 

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