2014年1月28日火曜日

呉釗燮:密室作業、脱台湾化、強引に中国史観を取り入れる学習指導要領の改訂は認めない。


十二年義務教育の高校歴史学習指導要領の内容調整について、28日民主進歩党政策会釗燮政策会執行長は、民進党の3つの声明を以下の通り発表した。

一、今回の高校学習指導要領の改定は、終始密室作業で行われ、どの委員が会議に参加し、どこで会議が行われ、委員がどんな話をしたかなど、会議の記録や公聴会の内容が全く分からず、教育部のやっていることは全く信用ができないものだ。国民教育という大事な事業が、このように密室の作業で進められるというのは、全く反教育的、反民主的なことである。

二、高校教育法の学習指導要領関連規定によれば、新しい学習指導要領は微調整のみ可能であるのに、実際は主権、歴史観等について大幅な改定が行われ、これは全く微調整ではなく、学習指導要領改定の関連規定に違反しているものである。

三、今回の学習指導要領改訂内容は、厳重な脱台湾化であり、大中国史観を植え付け、台湾人民の主流意見と認識に背いたものであり、大多数の保護者も全く認めないものと考える。民進党が2011年に「国家の領土主権範囲は台湾、澎湖、金門、馬祖以外、中国大陸を含むかどうか」ということについて、世論調査を行ったが、中国大陸が我国の領土に含まれないと答えた人は85%に及んだ。中国大陸を含むという人は10.6%で、この結果からも今回の教科書改訂内容が大多数の国民の認識からかけ離れていることがわかるだろう。 

釗燮は、2年前に新しい学習指導要領が大幅に改定されたばかりなのに、現在もまた大幅な改定がなされるというのは、学生、保護者を混乱させ、授業を行う教師も対応しかねる問題だと強調した。また、民進党はこのような密室作業による、脱台湾化や中国史観の植えつけを強制する学習指導要領の改訂は絶対に受け入れられないし、教育部に委員のリストと会議の記録を公表するよう要求し、歴史と人民にはっきりと説明することを求める、と強調した。

 

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