2014年4月27日日曜日

蘇貞昌:公民投票成立要件を比較多数から、賛成票が住民総人数の四分の一以上の場合に修正する考え


民進党の蘇貞昌主席は27日午前、立法院民進党団幹部とともに記者会見を開いた。もし馬総統が立法院ですぐに第四原発公民投票を進めることを約束するならば、民進党は特別法案の公民投票の成立要件を譲歩し、原案の比較多数決での決定を、「賛成票が住民総人数の25%(四分の一)以上を占めること」に変え、投票率要件を賛成要件に修正するとした。このようにすれば、第四原発建設停止支持者は500万票を獲得すればよい。蘇主席は、第四原発公民投票の投票率要件を賛成率要件へと修正させることは、過去のような、公民投票に行かないことを呼びかけるといった事態を避けることができ、また、制限の高い公民投票という状態も回避できる。第四原発公民投票には総統選挙と同じように、投票率の要件は設けない、と述べた。

馬政府が人々の第四原発建設停止要求の声に正面から応えようとしないので、蘇貞昌は午前、民進党前主席の蔡英文、前行政院長の游錫堃、立法院党団総幹事の柯建銘、幹事長高志鵬、書記長の秉叡などの重要幹部を呼んで、民進党が提出した第四原発公民投票特別法案を立法院で提出するスケジュールについて話し合い、最後には特別法案で二分の一の投票率が必要という成立要件を設けず、原案の比較多数決決議から、賛成票が全住民の25%(4分の一)以上、に変える事で結論に達した。

蘇主席は、もし馬総統が第四原発公民投票の要件で譲歩をしてくれれば、蘇貞昌主席は林義雄前主席のハンガーストライキを中止させるよう責任を持つとした。主席は、与野党各政党が共同で努力し、国家分裂の危機を解決し、林義雄前主席を犠牲にさせるようなことにしてはならないと呼びかけた。

蘇主席は、「2014年、第四原発終結」という大きな民意に応え、また、社会の動乱、衝突を防ぐために、民進党は再三馬総統に第四原発の建設停止を宣言し、行政院の提議と立法院の賛成の手順を通じて、この膠着状態を打開させるよう呼びかけた。もし馬総統が決断できないならば、民進党が立法院に提出する「第四原発公民特別法案」の通過を邪魔しないように求めた。法案は429日立法院で委員会に提出され、30日に委員会を通過し、51日に臨時会議が開かれてこの法案が採択されれば、52日、即ち今週の金曜日に総統が公民投票準備を宣言し、民意に第四原発の行く末を決定させることができるのである。

蘇主席は、今週は公民投票特別法案通過の重要な時間であり、もし林前主席に何かが起これば、彼が宣言したとおり、権力者が彼を殺害したということなのであり、馬総統に対し、「今週しか時間はない。今すぐ対応しなければいけない。林義雄前主席の身体は、更に一週間のハンガーストライキの苦痛には耐えられない」と強く述べた。国が第四原発争議と対応のぎりぎりのところにあり、林義雄前主席はハンガーストライキの6日目に入ることになった。公民団体は交通を麻痺させるといい、権力を握っている馬総統は、問題が解決できる間に、すぐに対策を取るべきであると呼びかけた。

馬総統が先に第四原発を完成させて、完成後に封鎖すると言ったことについて、蘇主席は、この言い方は102年の与野党四党協議で原発の予算を出さず、先ずは停止すると言うコンセンサスに背くものである。馬総統の言う最初に第四原発を完成させるとう主張は、全国民から受け入れられないものである。なぜなら民意の要求は「2014年に第四原発を終結させる」というものだからだ。馬総統が今日の午後、国民党の地方首長を集めて会議を行うことについて、蘇主席は、民進党は国民党の地方首長に対し、社会の情勢と民意を見極め、人々の意思を正確に反映させ、馬総統のごまかし拒否する事を呼びかけると述べた。

立法院党団総幹事の柯建銘は、民進党団は最大の誠意を見せ、目的は目下の国の危機を解決することであり、馬総統は国家の死活問題への対応をしっかりと考えるべきだと呼びかけた。そして国民党の県、市長及び立法委員に対し、民意の側に立ち、与野党が共に誠意を持って事にあたり、皆で林義雄前主席を助け、台湾を救っていこうと呼びかけた。

 

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