2014年5月18日日曜日

蘇貞昌主席 第15代民進党主席選挙テレビ政見発表会プレスリリース


民主進歩党は18日、第15代民進党主席候補者政見発表会を開催した。候補者番号1番の郭泰麟氏、2番の蔡英文氏が参選理念を発表した。蘇貞昌主席は挨拶で、民進党の党主席選挙実施までに政見発表会が開催されることに対し、国民の関心に感謝の意を表した。民進党は、変化にあっても唯一変わることのない政党であり、台湾の民主的な政党であり、常に人々とともにあり、人々のために働くことのできる政党である。二名の候補者はともにこのような信念を持ち、こうした努力が出来る人である事を信じている、と述べた。

蘇貞昌は、民進党中央党部の入り口には、結党時に18名で撮った写真が飾られている。毎回ここを通るたびに、なぜ皆が当時の戒厳令時代の中、捕らえられ殺される危険を犯してまで、党を結成したのか、ということを思い返さずにはいられない。我々個人は有限な存在であり、命も、能力も限られている。よって皆で力を集めて、当時の国民党独裁体制と反民主の体制に反対したのである。我々は民主の価値を堅く信じ、改革が至急なされなければならないと、民主進歩党を創設したのである。

蘇貞昌は、民主進歩党は台湾を民主法治へと導いてきた民主政党であり、国会の全面改選、総統の直接選挙から政権交代まで、民主の各ステップを実現してきた政党である、と述べた。今日政権の座にある国民党は、当時の独裁的で傲慢な、民意に反する姿に戻っている。現在の総統は人々から利益を奪うだけでなく土地まで奪い、社会のあらゆる人々の力の興隆を引き起こした。多くの国民がデモに参加し、新しいやりかたで民主実践の意義を定めようとしている。民進党は、どのようにしてこの変化に対応していけばよいのか。

蘇貞昌主席は、民進党は「2014第四原発終結」の主張を実現し、あと数ヵ月後には年末の七つの地方選挙が控えている。民進党はどうすれば選挙に勝利し、政権復帰の基礎を作れるか。新しい党主席には、政見発表を通じて党員に自信を持たせ、人々に信頼感を与え、リーダーとしての風格と広い心を表し、人々に明確な約束と目標を示して欲しい、と述べた。

メディアから、民進党が先日提出した憲政改革の主張は立法院の議席数を増やすべきであると主張するものだが、外部からは当初民進党が支持していた立法委員の定数半減に違反しているとの疑惑があり、林義雄前主席と話し合うべきでないのか、という質問がなされた。それに対し蘇貞昌主席は、憲政問題は国民の関心事であり、民進党の主張は「事の発端を作り、周りからの反響を期待する」ことで、皆でともに討論していき、それに民進党は謙虚に耳を傾けるつもりでいる。特に、修憲は最もコンセンサスが必要な問題であり、人々が様々な角度から考えて欲しいと思っている。権力があっても責任のない総統が連任してからというもの、民意は全く省みられず、立法と行政の2つの院が膠着状態に陥っている。もしこれがしっかり解決されなければ、台湾の大きな問題となるのは明らかだ。蘇貞昌主席は、これらの問題は国民皆でともに討論し、コンセンサスを得ることであり、ただの冷やかしはどれも問題を解決できないのである、と強調した。



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