2014年6月26日木曜日

馬英急が事実を歪曲したことを激しく非難する





馬総統がアメリカの雑誌フォーブスの対談で、事実を歪曲し、黒を白と言い包めるように、サービス貿易協定の締結と審査の過程が「透明」であったと言った。そして、三月におきた学生運動は民進党が国会をボイコットしたのが原因だ云々という嘘をついた。この件について、民進党は以下の声明を出す


一.馬英九総統はインタビューの中で、「両岸サービス貿易協定」締結前に、既に46種の産業とコミュニケーションをはかり、264人の関係者を討論に招いたということを理由に、「密室協議」ではなかったと説明した。しかし、2013年に台湾のサービス産業のGDPに占める割合は7割近くにまで達し、1000以上の業種と600万人の就業人口を有するのである。両岸が締結する協定は非常に多くの国民と産業に重大な衝撃を与えるものだ。馬総統の説明の仕方を聞けば、明らかに、馬政府が国民の権益と産業の将来の発展を全く無視していることが一層証明されるものである。


二.「両岸サービス貿易協定」が引き起こした社会の重大な論議は、協定締結と審査の過程が密室で行われ透明性に欠けていた事によるものだ。協定締結前に、馬政府は、影響を受ける産業と十分な意思の疎通を図らなかっただけでなく、  協定の話し合いが成功するかどうかという経済への影響報告なども、密室締結の後になって、民進党や公民団体からの強い要求があって初めて、機関に委託して適当に完成させたのである。協議締結後に至っては、馬総統は「開放、透明」な20回の公聴会を開いたと言っているが、会議の学者や専門家及び各産業界の人々の多くが疑念を持っており、馬総統は協定を「一字も修正してはいけない」ということを堅持し、民意の監督を拒んできた。これでは反発が起こるのは当たり前のことである。


三.去年(2013年)625日、立法院の与野党協議で「海峡両岸サービス貿易協定本文は立法院の逐条審査、逐条評議を経なければいけない:サービス貿易協定の特別承諾リストは 逐項審、逐項表決を経るべきで、一括表決してはいけない。立法院の実質審査通過を経ずに、条例を発効してはならない」と決議された。しかし、本案は逐条審議が行われる前に、国民党が今年317日の内政委員会で、「両岸サービス貿易協定は既に3ヶ月の期限が過ぎているので、既に審査が行われたとみなす」という理由で、本案を強行に採択させようとした。このような、与野党協議でのコンセンサスに違反した、民主後退の行為が、3月の学生が国会を占領する行為と社会意の大反発を招いたのである。馬総統はインタビューにおいて、「この行為(張慶忠の30秒審議)は、我々が採択したものと解釈されたが、実際はまだ採択されていない」学生運動は「誤解」によって発生したものだ、などと言ったのは、公然と事実を歪曲したものである。

 

四.馬総統が国際的なメディアでこのように事実を歪曲し、黒を白と言い包めるようなやり方、そして過去から何度も国民との意思疎通を拒否し、執拗に野党や社会と対立していることに対し、民進党は厳重な抗議をする。

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