2014年7月19日土曜日

蔡英文「台湾前途決議文」は民進党のコンセンサスであり、既に台湾人民のコンセンサスとなっている


ネット上で人々が、民進党は「台独党綱」を凍結すべきか、すべきでないか、等の議題に関心を示していることについて、民進党の蔡英文主席は19日Googleのプラットフォームで回答した。内容は以下の通り。


政党は有機体であり、成長していくもので、変化もします。我々の党綱は1986年の第一期全国党員代表大会で制定されてから現在まで、実際既に4回の文字の修正があり、5つの決議文を制定しました。毎回の修正は、情勢の変化に対して必要な調整がはかられているものです。しかしどのようであれ、「民主」と「進歩」は、我々の結党以来今日まで堅持している核心的価値であり、絶対に変わらないものであります。我々の国家主権と台湾前途は台湾人民によって決定されるという立場は、決して変わるものではありません。


最近、台独要綱を凍結すべきか否か、ということが一つの話題となっていますが、理由は「民進党がもし台独を放棄しなければ、両岸関係にうまく対応できない」ということです。これは一つの誤った考えであります。ここで私たちが考えねばならないことは、メディアが言う「台独」とは、一体「誰」が定義したことなのでしょうか?我々は主権独立国家ではないのでしょうか?主権を強化し、実質的な国際参加を獲得するということは、多くの台湾人の期待ではないのでしょうか?


「台独党綱」は民進党結党時期に掲げた目標であり、我々の現在の民進党員と台湾人民の追及と理想であります。台湾の民主化に伴って、我々は一層深い「台湾意識」を築いてき、この台湾アイデンティティや、独立自主の価値を堅持することは、若い世代にとっては自然なことになりました。このような事実、このような状態を、どのように「凍結」したり、「廃除」したりするというのでしょうか。


目下、「台湾前途決議文」は民進党内部の台湾主権と台湾前途及び両岸定位に対するコンセンサスになっており、現在では台湾の人々のコンセンサスにもなっています。このコンセンサスの基礎において、民進党は、両岸がより安定した、より良い交流によって、互いの理解が深まり、相互信頼がはかられていくことを希望しています。よって、我々のやり方や態度においては、一層の自信と、積極性と、現実性を持ち、同時に我々が常に一致した態度を示すことが必要なのです。我々は引き続き、両岸交流のどのような交流も、台湾の民主に傷をつけることはできないし、国家主権や台湾人が国の主人公であるという意志に危害を加えることは出来ないということを、堅持し続けます。この原則と立場は、終始変わるものではありません。

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