2014年9月7日日曜日

蔡英文:林佳龍は優しく面倒見の良い市長となるだろう


民主進歩党主席蔡英文は7日午前、台中市長選挙候補者の林佳龍とともに林佳龍婦女後援会成立大会に出席した。蔡主席は挨拶で台中の選挙情勢について触れ、世論調査の結果が接近している、とし、私たちは特に最終局面に注意をしていかなければならない、と述べた。国民党は膨大な資源を持ち、地域と関わりが強い政党であることから、情勢逆転を狙っているのは間違いがなく、最も重要なのは、最終的な段階であり、残り80数日となった今、現在の選挙情勢を維持し、当選確定まで選挙戦に優位に立っている状況を保つことである、と語った。
 
会場には100名近い女性や団体の支持者が熱烈に迎えた。蔡主席は、民進党は長い間台中にしっかりとした後援システムがあり、特に女性が大きな支持をしてくれている。出席者の多くが2012年の総統選挙の際に後援会メンバーとして応援してくれ、そのことに感謝するとともに、今回の2回の選挙での名簿を見ると、支持者が戻ってきてくれただけでなく、更に多くなっている。台中で一層多くの女性たちが民進党の選挙応援メンバーになってくれていることに感謝を表明した。
 
蔡主席は、林佳龍の保育政策は女性にとって負担軽減となる良い政策を出している。多くの女性が子育てを望み、次の世代を育ててくれることを望む。次の世代は皆の共通の資産であり、子育ては共同の責任である。林佳龍は素晴らしい政策で、台中の女性の支援をするのは良いことである。蔡主席は、女性の面倒を見ることは実際には男性の面倒をみることと同じである、なぜなら男性は皆家に帰って不機嫌な奥さんを見たくないからだ。林佳龍は、女性や子供についての政策のほか、台中の県市が合併昇格した後、県内には多くのケアが必要な老人がいるが、林佳龍は実際にそのケアの必要性について解決し、多くの台中県の人々が林佳龍の優しさを感じている、と述べた。
 
民進党は高雄と台南の長期政権において、成果を残し、台湾人に民進党の政権品質が高い事を証明している。蔡主席は、民進党の政権で最も重要なのは、面倒見があり、優しく、近くにいて、清廉、まじめであることで、このような特質は林佳龍自身に見てとれる、と述べた。

蔡主席は、奥さんの廖婉如について触れ、彼女が市民に林佳龍の保証をしてくれると述べた。奥さんは「佳龍は薬の付けようのないほど理想を求める人だ。皆さんよりも傍で林佳龍を見て、私は主人に決して悪い事させない。もしそうなったら、一人の堕落した政治家となってしまうが、私と子供にとっては、尊敬できる夫と父を失うことを意味するからだ」。蔡主席は、良いパートナーが保証してくれている。林佳龍は初心を忘れず最後まで終始一貫することが出来るだろう、と述べた。
 
会議の前にメディアが、下水油の食品安全についての意見を求めた。蔡主席は、食品安全問題が既に台湾で何日もニュースに出ているのは、人々の不安感と失望感があるからである。なぜならこの問題は何度も発生して、政府は何度も対応するといってきたが、現在まで有効な対応がなされていない。食品安全の問題は絶えず発生している。「この状況は責任が追求されなければならず、行政や政治の責任であっても、誰かが責任をとらなければいけない」。蔡主席は重ねて、食品安全の仕組みの建て直しは非常に重要なことで、力を入れて人の配置や調査のしくみを完全なものにするだけでなく、法律においてもしっかりとした管理のしくみと追跡のしくみを作り、商品を、加工、製造、運送、保存、全ての過程を把握できるようにすることで、リスクを低くしなければいけない、と述べた。


国民党が昨日台商(在外台湾ビジネスマン)後援会を成立させたとの報道について、蔡主席は、実際多くの台商が民進党を支持しており、民進党が両岸関係で役割を果たす事を肯定している。組織的システム的な利益交換で票を集めることについて、我々は引き続き関連する法律規則に違反がないかどうか注視し、特に選挙の公平性の問題に影響がないか注視していく、と述べた。

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