2014年10月12日日曜日

雲林嘉義県嘉義市の3つが一体になって地域を治めていくことを推進する。 蔡英文:地方政府により多くの責任を持たせていく


民主進歩党の蔡英文主席は、12日午前、嘉義県長候補者の張花冠と、嘉義市長候補者の涂醒哲とともに嘉義県市共存共栄記者会見を開いた。蔡主席は、嘉義県市が共に手を携えて協力しあい、現在の嘉義と雲林の協力モデルに加えて、「雲嘉嘉(雲林県、嘉義県、嘉義市)一体」の地域政治のモデルを推進することへの期待を表明した。蔡主席は、次の民進党政権下では、中央政府の統治の責任を地方政府に渡し、互いの協力を通じて台湾全体を統治する有効性を発揮させていきたい、と強調した。

蔡主席は、政府の長期にわたる統治モデルは、中央政府の独裁であり、地方は20幾つの県市に分けられている。中央と、地方権力、権利責任の分配比率が等しくない状況下で、経済の発展は中央政府が主導している。つまり工業化の発展の過程では、中央政府が各地方の経済発展を主導して計画してきた。

蔡主席は、現在台湾の経済発展は変換期に差し掛かっており、台湾の経済統治も変わる必要がある。以前は完全に中央主導であり、地方は経済や社会政策を実施する責任を負うが、現在は厳しい試練に直面している。特に五都市の昇格後、現在は六都市が昇格するまでになり、直轄市が増え続け、地方のエネルギーが増加し続けている。よって、民進党は、次の段階で経済統治もしくは社会の異なった領域での統治において、地方政府に責任を負わせて行くことを希望している、と述べた。

また、現行の地方の県市の規則の下で、それぞれの県市が単独で執行するのは、資源に限界があり、単独で負う統治の責任も有限である。よって、現段階でとらなければならない戦略は、「県市合併」もしくは「地域統治」の概念である。しかし、合併には政府の体制に大きく関わるもので、改造が伴い、長い時間が必要なことである。現在最も早いやり方は、やはり地方政府が連携し地域統治のやり方で、人材、財務などの地方の資源を整合させ、総合的な効果を発生させることである、と述べた。 

蔡主席は、民進党の南部での政権成功経験は、高雄屏東の首長によって、共同で地方産業が計画され、地方経済を発展させたことであり、幾つかの地方が直面している同じような問題も共通に解決していく、と述べた。過去のある時期、嘉義と雲林では多くのことを共に戦略を立てていたことがあった。その共通の目標は、台湾最大の食料庫であり続けるということだ。次の段階では、農業の生産は重大な改革の時代を迎え、雲嘉嘉は「三位一体」となって地方統治に効能を発揮してくれることを希望している、と述べた。

この他、蔡主席は次の農業改革で、地方産業の向上と多くの地方統治の問題について、皆がともに討論し、解決していくことへの期待を表明した。例えば、雲嘉嘉が地方産業、人文、水利、交通網等の問題や、社会のセーフティネット確立の問題に至っては、どれも単独の県市で解決できるものではなく、特に雲嘉嘉は比較的資源が限られている。よって、雲嘉嘉が三位一体となって、地方統治でより多くの責任にチャレンジしてくれることを期待している、とのべた。


蔡主席は、次に民進党が政権を執った際には、統治の責任を地方政府と互いに協力しあい、より多くの権力と責任を地方政府に渡し、台湾全体の統治に有効性が発揮されるようにする、と強調した。

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