2015年1月7日水曜日

民主進歩党第十六期第18回中央常務委員会プレスリリース


民主進歩党は7日第十六期第18回中央常務委員会を開催した。中央大学法律政府研究所の陳英鈴教授を招き「政党法と民主の強化」をテーマに報告を行った。報告で陳教授は東ドイツの経験を例にあげ、「実質法治国原則」に基づき、威権時代に政党が政治等の特権により取得した財産は皆、「不法」であると手続きすることが、憲政民主精神の政党政治が実現することになる、と述べた。

党産の問題は政党競争の公平性と民主政治の健全な発展に関連するもので、蔡英文主席は報告を聞いたあとに、民進党団が党産問題を解決するにあたって、迅速に政党法などの関連する法令を調べて完成させ、健全な政党政治の仕組みを確立することを希望する、と述べた。と同時に、国民党は執政党として、党産問題を解決する責任を負っており、台湾人にはっきりとした説明を行うべきとの考えを示した。
林俊憲スポークスマンは、国民党の不当な党財産は台湾の政党政治と民主主義の発展にマイナスであり、これまで台湾の社会は国民党は党財産を返却するべきであると考えていたかもしれないが、これが社会正義の追求と国家の民主主義発展にとって非常に重要なことであるとの強い認識はなかった。現在社会が再びこの問題を重視し始め、政党が不当な財産を財源にして、大量の金銭を投入することで政党間の不公平な競争を作り出し、台湾の選挙に大きな損害を与えているということを認識し始めている、と述べた。

これについて、蔡主席は、台湾の民主主義の更なる発展を進めるために、国民党は台湾人に対して、どのように不当な党財産問題を解決するかを説明する必要があり、国民党が再度この問題を避けることのないよう希望する、と述べた。また、国民党はいつものようにこれは不当ではないとか、違法ではないとか言ったり、あいまいな言葉で説明しこの問題の本質を隠そうとしたりしてはいけない。事の本質は非常に簡単である。国民党が膨大な財産と党の運営事業を抱えているが、その財産の出所は、国家と国民の民主主義への期待にとっては不正当なものであり、違法なものだと考えられるのだ、と述べた。

この他、高鉄の財政改善案が二度立法院の交通院会で審議されることについて、林俊憲スポークスマンは、中央常務委員会で十分に討論されたように、蔡主席は2つのことを指示している。一、社会は高鉄財政改善案について多くの問題があると感じており、交通部は合理的な説明を行うべきである。二.多くの専門家と学者は、「破産」が唯一の方法ではないと考えているし、民進党が支持しているプランでもない。交通部は可能性のある方法を全て出して解決するべきである。もし国民党がわざと曲解し、どうしても「破産」という二文字で我々やこの社会を脅かすのなら、それは誤ったやり方である。

台南市長の頼清徳が先日、司法がまだ議長の賄賂をはっきりさせていないときに、穢れた議会には入らないとしたことについて、林スポークスマンは、賴清德市長が中央常務委員会に説明したのを蔡主席が聞き、出した4つの声明は以下の通りであるとした。 

一. 台南市議会議長の汚職について、国民党と次期国民党主席の朱立倫は積極的な行動をとり、素早く調査し、社会にはっきりとした説明をするよう呼びかける。

二.頼清徳市長の決定について、我々は理解と尊重を示す。

三.頼清徳市長と市政府の団体はこのような難しい情勢、汚職選挙と汚職の疑いのある議長が主動する議会に対し、我々は頼市長を一人で闘わせるつもりはなく、全党をあげて最大限に支持を行う。

四.司法機関に対し、素早い調査を行い、この事件を解決することを強く呼びかける。
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