2015年1月13日火曜日

鄭スポークスマン:北京は国際民間航空条約(通称シカゴ条約)の精神に背き、台湾を全く尊重していない


中国が国際民間航空機関(ICAP)を通じて、勝手に海峡の中央線の西側に新しい航路を設置したことについて、民進党の鄭スポークスマンは12日、中国のやり方は国際民間航空規約の精神に違反し、両岸空運協定の協議に反しており、台湾を全く尊重しないものだ、と述べた。
  
鄭スポークスマンは、既存のルートであれ、新しいルートの開設であれ、隣国の権益は考慮されねばならず、航路設置の課程においては、影響のある相手と協議をし、その過程は透明性があり、国際的な慣例に合致し、飛行の安全を最も大事にするものでなければならない。しかし、中国側は国際民航規約の精神を遵守せず台湾との協議を経ないまま、新しい航路を台湾の金馬路線と飛行情報区域に近づいたところに設置し、飛行安全のリスクを生み出し、国家の安全に衝撃を与えている。一方的なやり方は地域の国家に懸念を与えている、と述べた。
鄭スポークスマンは、この事件は、政府が国際民間航空機関を通じて中国や他の会員国との協議がうまくいっていないことを示しており、台湾の国家利益に損害を与えている。民進党は、政府に国際民間航空機関に抗議を表明することを求めるとともに、中国との協議が終わる前に新しい路線を認めないよう求める。同時に、民航局は直ちに、路線交渉及び両岸空運協議の状況について、立法院に報告すること、そして国防部はこの件の台湾海域の軍事安全への衝撃について、評価を行い、対応をとり、国民に全ての説明をするべきである。


鄭スポークスマンは、両岸は既に「海峽兩岸空運協議」及び「海峽兩岸空運協議」を締結しており、この二つの協議に基づき双方の飛行の連絡と協議は行われる。よって我々は、北京当局に両岸の協議を遵守し、国際民間航空規約に基づき、我々と協議を行う事を呼びかける。また、北京当局には、両岸の交流は対等、互恵が原則であり、台湾の安全と利益を損なうことは、台湾人の北京への反感を深めるだけであり、両岸関係の平和と発展に何の役にも立たないということを思い出すべきである、と述べた。

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