2015年1月17日土曜日

蔡英文:両党は憲法修正に協力しあうべきだ。朱主席が改革の約束を実現させることを期待する



朱立倫氏が17日国民党主席に当選したことについて、民主進歩党の蔡英文主席はお祝いを述べるとともに、将来国民党と民進党が競争し協力し合う関係となることに期待を表明した。

蔡主席は朱立倫の当選後、朱主席が約束を実現させ、改革を推進し、台湾の政党政治を更に成熟させていくことへの期待を示した。そして、台湾が直面している様々な困難な問題に対して、両党が同じ立場で各界と協力し合い、公民社会の力と結びつくことで、ともにコンセンサスを集めながら難関を突破していけることを期待していると述べた。

朱立倫が国民党主席選挙を闘った際に、改革へ多くの約束をしたことについて、蔡主席は、国民党は現在の政権党であり、もし朱主席のリーダーシップのもとで改革をスタートさせ、不当な党産問題を解決し、長期に渡って民主主義を困らせてきた不当な金銭取引による悪いイメージを切り捨て、中央政府に政策を一層透明化させることを促せるならば、それは民意の期待に応えるものである。台湾の民主主義はこのようにして初めて、公平で質の良い政党間競争が行われ、更に深化していくことができるのである、と述べた。

蔡主席はまた、政党競争は常であるが、台湾が目下直面している様々な困難に対しては、与野党と各界はコンセンサスを持ち協力していくことが、人々が期待することであるとし、朱立倫主席は参選期間中、自分で憲政改革の主張を行ったが、これまでの国民党のリーダーが憲政改革の態度を示さなかったのとは違い、社会はこれを評価している、と指摘した。憲政問題は国民の高いコンセンサスが必要であり、朱主席も将来の「国是会議」に参加し、各界とともに質の良い民主の努力を進めることを期待する、と述べた。

蔡主席は、「憲政のタイミング」は既に到来しており、コンセンサスを集めるための憲政討論を急いで始めなければならない。憲法の修正は一人や一党の問題ではなく、2つの党が先入観を捨てて、社会各界と共同の努力を進め、過去憲政が達成できなかったことを完成させるということは、国民が期待していることである、と述べた。
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