2015年2月10日火曜日

台北地検がひまわり学生運動など118人を起訴 鄭運鵬スポークスマン:裁判官は歴史的な見地に立ち、民主主義を後戻りさせてはいけない。


台北地検が10日、昨年のひまわり学生運動に関する一連の事件について調査を終え、118名の学生と民衆を公務執行妨害などの罪でそれぞれ起訴したことについて、民主進歩党の鄭運鵬スポークスマンは、学生と民衆が民主憲政の精神と態度を守ろうとしたことは評価に値するものであり、犯罪だと見てはいけない。民主進歩党は審理する裁判官に対し、歴史的な見地に立ち今回の件を取り扱うべきであり、民主主義を後戻りさせてはいけない、と述べた。

鄭運鵬スポークスマンは、去年の318学生運動の期間中、学生たちは民主憲政体制を守ろうとし、密室協議のサービス貿易協定に反対し、立法院の議場を占拠して訴えを行った。24日の長期間に渡る闘いで、馬政府が強行にサービス貿易協定を採択しようとするのをやめさせ、馬政府に両岸の協定監督システムを作ることを約束させた。鄭運鵬スポークスマンは、この過程で学生たちは良識と理性を持ち合わせながら、実際の行動で台湾の民主主義を守った。然るに台北地検が起訴を行うというのは、全くもって民主憲政の精神と価値に逆らうものである、と述べた。
鄭スポークスマンは、台湾の民主主義はその都度進歩しており、多くは社会運動が最も主要なエネルギーであり、そして政府が正しい態度であるかが、民主進歩の義発展の鍵である。例えば1990年の野百合学生運動、当時の李登輝総統は学生たちの抗争に向き合い、オープンな態度で学生たちの要求を受け入れ、国是会議の招集を推進し、「動員戡亂時期臨時條款」を廃止し、万年国会を終わらせるという重大な改革を行った。そのことが台湾の民主化を可能にさせたのだ、と述べた。


鄭スポークスマンは、ひまわり学生運動の期間、学生と民衆は素晴らしい情熱と具体的な行動で台湾の民主主義を守ったのであり、彼らの貢献は絶対に肯定されなければならない。ここに民主進歩党は、この案を受理した裁判官に対し、歴史的な見地に立ち、道徳と良識でこの案を審理し、台湾の民主主義を後退させるようなことをしてはいけない、と呼びかけた。

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