2015年4月12日日曜日

蔡英文:両岸関係は民主主義の過程に基づき政府によって行われるべきで、政党の秘密協議であってはならない


民主進歩党の蔡英文主席は12日、ソフトボールの試合に出席した。挨拶で蔡主席は、先ず新竹県のソフトボール協会と小英友の会、そして地方の民進党公職の協力と参加に感謝を述べた。
今日は35チームが参加している。これらのチームは、我々と同じ理念を持っている仲間である。理念を分かち合うだけでなく、試合を通じて交流することで、自分たちと国家をより健康にしている。もし民進党が来年再度政権に復帰することになれば、ソフトボールは我々が推し進めるスポーツの一つとなる。これからの1年、皆さんがともに頑張って、台湾を一層良く更に希望と可能性満ちた素晴らしいところにしていく事を希望している、と述べた。

蔡主席はソフトボールの試合で始球式に出た後メディアの質問を受けた。主席が先に話した「両岸関係は国共関係であってはいけない」ということについて、蔡主席は、我々は国家であり民主社会であり、我々は我々の民主主義がある。両岸関係は政府と政府の対応であり、政府が民主的な手続きで主導して行うべきものであり、政党の秘密協議で進めるべきものではない。また政府が政策を決めるときには、透明性があり、オープンなものでなければならない。国会の監督と民衆の参加が必要であり、これが民主主義の重要な手順である。蔡主席は、現在はそれと全く反対のことが行われている。国民党と中国側が話しあった後に、様々な方法を使って、政府や人々にそれを認めさせようとしている。これはやり方が全く逆である。これは民主主義の社会からいえば、人々の期待するものとは一致しない。両岸関係は政党と政党の関係ではなく、政府と政府の関係であり、これこそ人々が皆期待するものである。


その他、台中の地下鉄工事事故について、蔡主席は、これは非常に不幸な出来事であったとし、民進党を代表して亡くなった方と家族に哀悼と慰問の意を表明した。そして、怪我をした人の一日も早い回復を祈った。台北市政府と台中市政府の首長は責任と積極的な対応を表明した。今後も適切な対応をとり、被害にあった家族に最大の配慮がなされることを希望している。その他、我々が注意しなくてはならないことは、公共建設には多くの労働者の大変な労力が費やされているということだ。それぞれの施工単位には工事の安全品質を確保し、労働者の安全な作業環境と、人々の安全が確保されるようしっかりとした検討をするよう呼びかける。

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