2015年4月18日土曜日

新エネルギー政策討論会に出席 蔡英文主席:連合統治で台湾を変える速度を加速させる


蔡英文主席は18日、「地域連合統治プラットフォーム」計画の第一回討論会に出席した。高雄市長で地域プラットフォーム召集人の陳菊、台南市長の頼清徳、宜蘭市長の林聰賢、嘉義市長の涂醒哲、桃園市副市長の邱太三、雲林県副県長の張皇珍と前屏東県長曹鴻及び民進党執政県市の関連する局所長、多くの環境エネルギー専門家が出席し話し合いを行った。蔡英文主席の開幕式挨拶全文は以下の通り。

先ず私は、13の県市の仲間の皆さん、多くの環境、エネルギー専門家の皆さんが、休日にも関わらず今日の民進党最初の「地域連合統治討論会」に出席してくださったことに感謝します。

そして、成功大学文教基金会、台南市政府の主催準備と、今日の会議の責任者(召集人)である頼市長、曹県長に感謝します。そして、自ら進んで出席してくれている県市の首長の皆さんに感謝します。多くの出席者がいることは、グリーンエネルギー政策の重要性を示しています。どの地方政府の首長も無視することの出来ないテーマだといえるのです。去年の統一地方選挙で、多くの台湾人が民進党を選びました。民進党は地方統治の責任を負いました。とても感激し、あらゆる力で人々の期待に応えていきたいと考えています。

なぜ私たちは「地域連合統治討論会」を開催するのでしょうか。先ず、既に415日に話をしましたが、この国にはかなり深刻な問題が山積みとなっています。度胸と決心をもって、すぐに行動に移さなければ、事態を打開できません。私は、エネルギー問題はその中の一つだと考えています。 
民進党はより良い台湾を作っていかなければなりません。中央政府を待ってから行動を起こすのではいけません。地方の政権から開始しなければいけないのです。

第二に、これらの仕事は県市単独では完成できないということです。一つの県市だけでは、力に限界を感じるでしょう。しかし13の県市が一緒になれば、60%以上の人たちに役立つことが出来ます。私たちは台湾を変えることができるのです。民進党の地方執政には、地域発展があり、広域連合の視野があります。良いやり方は外に向かって推進していかねばなりません。良い首長は一緒に行動するのです。一緒に、人々にとって役に立つ進んだ政策を実現させていくのです。

第三に、民進党と執政県市は一つのチームであり、政策において私たちはともに研究し、経験を分かち合い、ともに実現していきます。民進党のシンクタンクの研究であれ、専門家や学者の方々の知識であれ、最前線にある地方政府と共同で切磋琢磨して進めていくことを希望しています。そうすることで実行の可能性と効果を確保でき、理想をただの空想にしなくて済むのです。
  
今日の「新エネルギー討論会は、我々が地域連合統治プラットフォームを作って以来、最初の討論会です。
4年前、福島原子力発電所の事故が発生し、人々が原発に対する安全性に疑いと反省を持ち始めたことを覚えています。しかしあの時はまだ、脱原発を切迫したものと感じていませんでした。しかし4年が過ぎて、脱原発目標の2025年まで残り十年と言うときに、私たちのグリーンエネルギーの成長を見ると、馬政府の政権下では空転の4年が過ぎてきただけで、今でも人々を原発がないと電気がなくなると言って脅しています。そして原子力発電所の安全問題をごまかしているのです。

我々は、メディアが2日前、去年9月に第二原発で一つの抜けたネジが炉心に落ちたかもしれない、という報道を見ました。現在の政府は、エネルギー政策を新しくしようとする行動力がないばかりか、一つの原発を管理する能力もないというのは、本当に心配なことです。 
     
このような状況を変えるには、方法は一つしかありません。つまり改革の勇気を持つ執政チームにやらせることです。民進党のエネルギーの主張、内容は非常に具体的で、目標がはっきりしており、私は既に何度も宣言してきました。

    我々は第四原発の建設を停止し、第一、第二、第三原発の運転延長をしません。2025年には完全な脱原発を実現させます。
    2025年の脱原発を達成するため、我々は再生エネルギーの総発電量を現在の4%から2025年までには20%にあげます。これは500kWhの電気に相当します。
    同時に、我々は韓国ソウルの経験から学んだこととして、我々執政13県市をまとめ、更に全国の各県市を集めて、一緒に一つの原子力発電所分の省エネ運動を始めます。
    我々は電力事業法の改革進行を主張しており、発電所の発電、輸送、分配、販売の4つの業務を分けて、徹底して現在の電気事業経営と情報が単一国有事業の独占に陥っている問題を変えていきます。

我々の世代で、台湾に既に三つの原子力発電所を建設し、次の世代に処理の出来ないリスクを残しました。現在は我々が責任を負い、原発を安全に停止させ、2025年の脱原発に供えた準備を始めていきます。この準備は今から初め、かつ我々の執政県市から始めることにより、間に合うのです。

過去数年、我々の地方執政チームはグリーンエネルギーの発展において、確実に成果を挙げてきました。太陽光発電申請の容量を例にとっても、良い成果を収めている屏東縣、雲林縣、台南市、高雄市、彰化縣、嘉義縣、台中市は我々民進党の執政チームです。
この他、嘉義県政府は政府所有の建物と学校の屋根に太陽光発電をつける取組みを進めています。屏東県政府の「養水積電」、雲林縣政府的の「畜舍發電」の何れもエネルギーの優れた事案であります。これらの施政経験は、我々全ての執政チームがともに分かち合い討論しあい、一緒に進めていく価値があり、我々民進党が掲げるエネルギー政策の目標に向かって、今から着手できることを見つけられるものであります。

今日の討論会は、どのように地方から一歩一歩我々の政策ビジョンを実現するかを話し合うものです。よって最後に一つ私が強調したことは、この討論会は一日だけの活動ではないということです。持続していく行動なのです。今日一日が終わったあと、責任ある県市長が引き続き会議を召集し、成果をチェックし続け、県市を超えた共同の取組みを強化していくことを希望しています。

将来我々は他の問題についても、地域連合統治討論会を引き続き開催し、絶え間なく最良な実践戦略を研究していきます。来年中央に政権復帰したあと、中央政府の力を地方に投入し、我々の台湾を変えていく速度を加速させていきます。

415日のあの日、私は「自信を取り戻し、台湾に光りを」と言いました。 自信は何もないところからはうまれるものではありません。自信は具体的な成功事例によって作られるものです。少しずつ実務的な積み重ねをしていくことが、我々がこの討論会を開催する目的なのです。皆さんの参与と出席に感謝します。今日の会議が順調に成功しますように。皆さんありがとうございます。



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