2015年6月19日金曜日

民進党主席で総統候補者の蔡英文がTIME誌表紙と単独インタビューに登場


民進党主席で総統候補者の蔡英文は、アメリカTIME誌アジア版最新号の表紙を飾る。タイトルは「彼女は中華圏唯一の民主主義を率いるかもしれない。北京はそれに神経を尖らせる」。蔡主席はインドのモディ首相やインドネシアのジョコ・ウィドド大統領、韓国の朴槿恵大統領に続き、タイム誌の表紙を飾るアジアのリーダーとなった。 

記事では、世界の読者に向けて、蔡主席のこれまでの生い立ちや、学歴、蔡主席の台湾の将来や経済発展、両岸政策のビジョンが詳しく紹介されている。蔡主席は、2016年総統選挙の本命候補の立場として、台湾を国家発展の核心とするビジョンや、台湾の経済発展と文化的な建設を優先とすることを確固たる自信を持って強調している。

経済発展に関し、蔡主席が台湾の将来は「新しいモデルが必要だ」考えていること、台湾と世界の繋がりを強化し、台湾ブランドを育成することで、中国への過度の依存を軽減していく、という蔡主席の主張を紹介した。そして、台湾人は現在、一般的な成長指標にだけ捉われているのではなく、本当に質の良い生活を求めていることも伝えている。このことは、蔡主席が今回の選挙での経済政策面において、更に有権者の支持を集める可能性があるだろう、としている。

両岸関係について、蔡主席は両岸の現状を維持し、両岸問題は「民主的な手続きを経て、人々が決定すること」で解決するべきだ、との考えを伝えている。

タイム誌の今回のインタビューは、北京特派員のエミリー・ラウハラ氏、著名な戦場カメラマンのアダム・ファーガン氏が5月に3日間に渡って撮影と取材を行ったものである。インタビューはエミリー氏とTIMEアジア版編集長のゾーハー・アブドゥールカーリム氏により行われた。


取材期間中、タイム誌記者は蔡主席とともに台北で行われた新境界シンクタンク政策フォーラムに参加し、蔡主席とともに高雄での「南部発展戦略会議」、大学での演説、及び「在地希望」のフィルム撮影及び産業訪問を行った。

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