2015年8月3日月曜日

民進党:与野党は実施要領争議を解決するよう最善を尽くさなければならない。


教育部が違法な実施要領を推進していることについて、民主進歩党の鄭スポークスマンは3日夕方、世論調査センターの鄭俊昇とともに、学習指導要領改訂についての世論調査記者会見を開き、蔡英文主席の談話を伝えた。主席の談話全文は以下のとおり。

与野党は実施要領争議を解決するよう最善を尽くさなければならない。

私が最初に林冠華君が亡くなったという知らせを聞いたとき、皆さんと同じように、とても衝撃を受けて辛かった。林君が亡くなったことは、悲劇であり、彼の家族や友達、社会にとって取り戻せない損失である。
その日の夜、私は翌日の予定を全てキャンセルして、翌朝すぐに台北に戻り、党の幹部と党の職員と会議を開き、この件について話し合った。その時の私の指示は以下のとおりである。
第一に、我々の目的は問題を解決することである。学生たちは十分に苦労してきた。彼らはまだ10代の身で、野宿をし、体と心は経験したことのない挑戦と試練に直面してきた。私は、彼らが出来るだけ早く家と学校に戻ることを希望している。よって、私は立法院で臨時会議を開催することを主張する。正しい手順で民主体制を導入することが、学生たちに最も有効な助けとなるのである。
2に、臨時会議を開催するために、意味のない政治対立はしないこと。今は騒いでいる場合ではない。国民党が、私が学生を扇動していると言ったとき、私は相手にしたくなかった。私はこの運動の焦点をぼかしたくなかったのである。

 この2日で私が話したことはただ一つの要求のためである。それは国民党に、立法院で臨時会を招集して、問題を解決してほしいということだ。今朝、私は国民党の朱主席の発言を聞いた。彼は3つのことを話した。1つ目は、彼は臨時会議の開催に賛成しているということで、2つ目は、国民党は臨時会議の開催を避けていないということ、3つ目は、臨時会議では民生法案を合わせて討論するべきだ、ということである。

私は、人々にとって、特に与野党の政党には2つの重要な責任があると考えている。
一つ目は、目下最も重要なことは、学習実施要領の問題を解決し、子どもたちを帰宅させることである。
二つ目は、この争議が解決した後、実施要領が再び政治の問題にならないようするということである。我々は法律を作るべきで、実施要領制定の手順を法制化し、手順を公開し、民間参加の権利を確保し、その内容は多元的で専門的なものとすることである。

よって、私はここに民進党の立場を表明する。
第一に、私は朱主席の臨時会議開催賛成の態度を肯定している。更に、朱主席の態度が国民党の態度となることを希望している。
第二に、もし国民党が立法院で臨時会議を開催する気があるならば、重点は実施要領争議の解決である。ほかの問題については、民進党の党団に最大の誠意と柔軟性を持って話し合うことを求める。

結論としては、この実施要領の争議を解決するために、私たちは全力を尽くすということだ。

明日の朝、国民党の立法院段が会議を開き、臨時会議を開催するかどうか決議される。この重要なタイミングに、私は、国民党を含む与野党各政党に呼びかける。今こそ先入観を捨てて、ともに立法院で臨時会議を開催し、台湾の将来の主人公のために、問題を解決し、学生と保護者に安心して夏休みを過ごしてもらえるようにしなくてはいけない。

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