2016年1月27日水曜日

日本の日華懇談会議員と面会 蔡英文:新政府は海外交渉チームを作る 


民主進歩党主席で次期総統の蔡英文は27日午前、日本の議員連盟「日華懇談会」幹事長古屋圭司衆議院議員、山口泰明衆議院議員、木原稔衆議院議員と面会した。蔡主席は、3人の議員に対し、台湾まで選挙勝利のお祝いを伝えに来てくれたこと、そして、日本の各方面の友人たちが当選のお祝いしてくれたことに感謝を述べた。日華懇談会会長の平沼赳夫衆議院議員のお祝いの手紙が、古屋幹事長から蔡主席に直接手渡された。
     
蔡主席は、将来新しい政府の最優先の仕事は、経済成長と産業転換を推進することであり、その中の重要な仕事は海外と経済貿易の仲間関係を築きあげ、TPPに加入し、日本と更に進んだ経済貿易協力を促進することだ、と述べた。これらの目標を順調に達成させるため、将来政府は海外交渉チームを成立させ、新内閣では政府の各経済貿易交渉をリードする人材を任命することを考えている、と述べた。蔡主席は、TPP協議は農業と伝統産業のアップグレードの問題を解決しなければならないとし、新政権は最も短い期間で台湾が目下直面している課題を整理し、速やかに日本のTPP関連部会との対話の手段を作り、日本の経験から学んでいくと述べた。

蔡主席は、台湾と日本の経済貿易協力を促進するため、新しい政府は日本企業と共同の協力プラットフォーム推進に力を入れ、大企業でも中小企業でも、このプラットフォームを通じて技術や人材等のマッチングや、相互交流を深めていくと述べた。そして、新しい政府は積極的に台湾の海外との経済貿易関係を築きあげ、台湾と貿易パートナーが実質的な対話や交流、協力の強化を進めていくと強調した。

これに対して、古屋衆議院議員は、日本が台湾の新政府と緊密に経済貿易の協力を進めていくことを期待しており、将来双方が環境技術、精密機械、ICTなどの産業交流を強化できると信じていると述べた。そして、日本は台湾がTPPへの参加に関心を示していることを理解しており、将来は日本政府と日華懇談会のメンバーは台湾の加盟を支持すると述べた。


 蔡主席は、最後に、「英派」の記念マグカップと記念の子豚をプレゼントし、日華懇談会の議員に対し、5月20日の就任式典へぜひ来て下さいと述べた。今回の会談は45分間に及び、和気藹々とした雰囲気であった。日華懇談会の議員は、日本交流協会の沼田幹夫代表、亜東関係協会の蔡明耀秘書長が同行し、民進党側は呉釗燮秘書長と国際部副主任の陳婉宜、趙怡翔が同席した。

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