2016年3月25日金曜日

パナマ大使が民進党を訪問。パナマの招待状を渡す


民進党の次期総統蔡英文主席は25日午前、パナマのアルフレッド大使と面会した。大使は蔡主席にパナマ大統領からの招待状を手渡した。この招待状は、蔡主席に626日の新パナマ運河開通式典への出席と、両国関係の強化について意見交換を行うことを要請するものである。 
アルフレッド大使は蔡主席が高い得票率で総統に当選したことにお祝いを述べた。そして、今回の新パナマ運河の工事は長い年月をかけてやっと完成したものであり、パナマにとって非常に重要なものである。よって開通式典には国交のある国々やパナマ運河の利用者らに招待状を出してしている。パナマと台湾は民主主義と自由の価値を共有しており、大使はパナマのフアン・カルロス・バレーラ・ロドリゲス大統領を代表して、蔡主席に新パナマ運河開通式典への参加を要請した。

蔡主席は、パナマは我が国の中米における重要な友好国の一つだと述べ、パナマの新運河の工事が完成したことに祝意を表明し、運河の新しい通航は世界の貿易の流通に役に立ち、パナマは国際的に一層重要な役割を果たすことになるだろう、と述べた。蔡主席は、パナマ大統領の招待に感謝を表すとともに、式典は520日の総統就任式から1ヶ月しか立っていないが、パナマの招待を優先して考えたい、と述べた。
   
また蔡主席は、パナマは国内でバイオテクノロジー、再生エネルギー、電信インターネットなどの産業で多くの計画が進んでおり、新しい政権の五大産業イノベーション政策において、両国は協力しあって双方の貿易と技術の協力関係を強化し、人材投資などの交流を促進していけるだろう、と話した。蔡主席は、このチャンスで各国企業と協力し、国交のある国々の基礎建設にも積極的に関わっていくことに期待をしめした。また、将来新政権はイノベーション産業、科学技術、及び台湾がリードしている医療分野、熱帯疾病病研究と教育などの方面で、国交のある国々の国民との交流を強化し、産業界の協力を深化させていき、新しい概念で台湾とそれらの国々との関係を進めていきたい、と述べた。


アルフレッド大使は駐日大使を長く務めたことがあり、パナマ大統領と密接な関係があり、東アジアの情勢に詳しい。今回の面談には民進党の呉秘書長と国際事務部の黃志芳主任が同席した。

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