2016年9月21日水曜日

「結党30 挑戦30」イベント写真映像展 蔡英文:過去を振り返って未来を展望する


民主進歩党の蔡英文主席は21日、中央常務委員とともに、「結党30 挑戦30イベント写真映像展」記者会見に出席した。蔡英文主席のあいさつ全文は以下の通り:



今年は民進党が成立して30年になります。私は、去年中壢で皆さんに話したことを覚えています。30歳の政党は、30歳の人間のように、30にして立つのです。落ち着いて、責任を負わなければならない、ということです。落ち着いた態度で、この国家の将来を担うということが、現在、30歳になった民進党が背負うべき使命です。



権威主義の時代に、民進党は命がけでデモをし、改革を要求し、民主を勝ち取りました。民主主義の時代、民進党は選挙に参加して、改革を推進しています。我々は民主の歴史を作り、民主的な選挙で惨敗した経験を持ち、その後一歩一歩、再起してきたのです。



この30年を経て、政治と社会の環境は変わりました。民進党は時代の変化とともに、ずっと力を蓄え、進歩し続けてきました。しかし、一つだけ変わっていないものは、民進党の人の心の中にあります。それは民進党の「人民」という2つの文字への特別な感情です。



我々は常に、民進党は一つの政党として、人々の意志を受け継ぎ、人々の力を集結し、台湾を前進させていかなければならないと考えています。民主政治の追求であれ、安定した暮らしに対する期待であれ、人々から託されたことを民進党は永遠に心にとめておかねばなりません。



こうした責任感を持ち、我々は30年の時間をかけて、民進党は信頼に値する政党であるということを証明してきました。現在、30歳の民進党が政権に返り咲き、我々はしっかりと歩みを進め、台湾人と一緒に、国家の発展を推進していきます。



しっかりと前進すると同時に、我々はあのデモをしていた時代から政権を執るまでの、先人たちが努力し、台湾を変えた民主の始まりを振り返らなければなりません。彼らの理想は、次の世代までも一つ一つ銘記されていかねばならないと思っています。



今年の9月26日は、私たちは台北の中山堂で、「結党30 挑戦30」の映像記録展を開催します。我々は5本の「私たちの民主時代」記録フィルムも撮影しましたが、これらは我々の支持者や党のスタッフが、台湾の民主主義のために奮闘した姿を収めたものです。



ここで、私は支持者の皆さん、友人の皆さんに、奮って参加してください、とお願いします。皆さんの支持がなければ、民進党は逞しくなることは出来ません。我々はこの映像記録展と動画を通じて、皆さんに最高の敬意を表したいと思っています。



このほか、私は全ての台湾人に一緒に参加して欲しいと思っています。我々が紹介するのは、民進党の結党30年の記録だけでなく、台湾の民主主義が進んできた大事な時期の記録なのです。

これは全ての台湾人の歴史です。この歴史の中で、自由な信仰があり、民主の理想があり、改革の勇気がありました。こうした要素あったからこそ、現在の台湾があるのです。

現在、我々はこの歴史を受け継いで、一致団結し、穏健な改革を進め、進歩していくのです。これがこのイベントの主たる目的です。「結党30 挑戦30」、過去を振り返り、未来を展望していきます。民進党は人々とともに、挑戦を乗り越えていきます。皆さん一緒に、参加しましょう。ありがとうございます。



  ・「結党30、挑戦30」映像展は、9月26日、9月27日、午後2時から夜9時まで、28日は午前10時から夜9時まで、台北中山堂復廳展にて開催。関連する情報は以下のホームページにて公開中http://www.dpp30.com.tw

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