2011年12月30日金曜日

蔡英文候補、第二回政見発表会で両岸関係のさらなる安定を約束


 蔡英文総統候補は30日、第二回政見発表会で両岸関係のさらなる安定を約束した。


2008年台湾人760万票の支持で馬氏を総統府に送り込んだうえ、四分の三という圧倒的多数の国会の議席を与えた。当時馬総統は六三三政策,すぐに良くなる、完全執政、完全責任といっていた。

・だが2009年に八八水害が発生した際、馬総統はすべての責任を地方政府に押し付けようとした。しかも総統自身は水泳に行き、高官の一人は父の日の宴会に参加していた。天災は非情だが、馬政権の対応はそれ以上に非情だった。

・経済悪化にあたって政府が支援すべきなのは中小企業、中下階層,労働者、農民、サラリーマンだが、馬総統が支援したのは大企業、および少数の「お友達」だった。

馬総統は自ら強い「優越感」を持ちつつ国民には「連帯感」を持たない。

・今国民は問題のすべては「適格でなく、責任感もない」総統に起因していると悟るにいたった。

・馬主席は最近「1992年合意」なるものをしきりに強調し、それを使って国民を脅迫している。しかし「1992年合意」なるものを強調した結果、台湾は何を失い、何を犠牲にしたか?

・そこで私は「台湾コンセンサス」の重要性を指摘している。民主的手続きで台湾の多数の合意を形成することこそが、台湾国内と対中関係を安定化させる。

・最近メディアが暴露したところでは国民党は国家機関と資源を悪用し、選挙への介入をおこなっている。特に諜報機関を動員している。これは選挙の公平性と民主主義を毀損する行為だ。

・民生問題についてだが、現在多くの若者が収入と雇用が不安定で、結婚と子女の養育費が高つくため、将来に希望が持てない状態だ。

・馬政権は政府の予算を無駄なイベントに浪費するだけだ。私は政府の予算をこうした若者や弱者のために使う。

・若者だけでなく、多くの家庭で高齢者や心身障がい者の面倒を見る必要性が高まっている。これに対して民進党は、四年で四百億の予算を計上して町内ごとの長期的ケアシステムを整備、専門の人材を育成・投入する。


・以前国民党は言っていた。民進党が政権をとると中国が侵略してきて、株式市場は崩壊し2000Pに落ちると。民進党8年の政権で実際にそんなことは起こらなかった。逆に株価は上昇した。馬総統になってむしろ株価は下落している。

・ところが現在国民党は自らの失政を棚に上げるべく再び同じことを繰り返している。馬総統が落ちたら両岸関係は悪化し、株は下落し、台湾はフィリピンになると。これは国民の知性と知恵をみくびった物言いだ。

・蔡英文の政府は両岸関係を安定化させる。

・台湾は生命力であり、意志の力の源泉だ。

・残念なことに、馬政権は台湾の強みを理解してこなかった。

・私は馬総統とは違う。台湾国民とともにあって困難な時期にある台湾を新たな方向へと導くことができる。



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