2015年2月24日火曜日

全面的改革準備の年 蔡英文:「経済活性化」、「公平正義」、「民主主義の強化」、及び「憲政改革」の4つを優先して推進していく。


24日新年仕事始めの日、民主進歩党の蔡英文主席は苗栗の農家が作った自家製の米としょうがのお菓子を新年のプレゼントとして中央党本部の職員に配り、新しい一年しっかり努力し、新しいチャレンジを迎えるよう励ました。民進党は今年を「全面改革準備年」と定め、目標は主に「経済活性化」、「公平正義」、「民主主義の強化」、及び「憲政改革」などの四大優先項目を推進することで、この四大優先原則は新しい会期の優先法案として提案していく、との考えを示した。

蔡英文主席は朝一番に大埔の「張薬局」の女主人彭秀春を伴って、手作りの「幸福」生姜菓子を民進党職員に配った。彭秀春は努力して息子の家に「台所を再建」し、新しくジューサーを購入し、しょうが菓子を煮て生計を立てている。蔡主席が職員に送った米は、二十数歳の若者3名で作った「イノシシ足跡自然農園」で生産したものだ。伝統のやり方とは違った農法で、農薬を使用せずに耕作し、消費者に健康で美味しい食材を提供している。彼らの努力から、若い人たちには故郷に残ってもらい引き続き頑張って生活して欲しい、との希望を述べた。
蔡主席は、今日は中央党本部の仕事始めで、党の仲間を励ます日である。今年の挑戦は沢山あり、大変な一年となる。多くの民進党同志がこの数年一緒に努力し闘ってきたが、これからの1年の挑戦は更に大きく、苦しいものとなるだろう。今日の仕事始めに皆に小さな贈り物を用意したが、このお米を食べてお腹を満たし、秀春さんが作った自家製の生姜菓子をお供にして、温かさを感じて欲しい、と述べた。
  
蔡主席は、我々は今年を「全面改革準備年」と定めて、四つの重要な優先事項を掲げている。第一に、経済を活性化させること。第二に、政策と法案の推進において、公平正義を実現すること。第三に、台湾の民主主義を強化していくこと。第四に、憲政改革に取り組み始めること。蔡主席は、来週の党本部会と立法院民進党団が優先法案を討論し、この4つの仕事を優先とする原則と目標を、優先法案の中に反映させていくとした。これからの1年、民進党は全党団結し、エネルギーを集中させ、台湾に変化のきっかけを与える。将来の1年の仕事は非常に大変だが、中央党本部の同志は努力を続け、党と国家の為により多くのことを成し遂げて欲しい、との希望を表した。

メディアが、第三勢力が立法委員に出馬することに対する見方を質問したのに対し、蔡主席は、今年の民進党立法委員指名の目標は「改革のエネルギーを最大限に集めて国会での力を過半数にすること」であり、有権者が選択できる機会を提供できるよう最も良い人選をすることである。よって、どのような可能性も否定しない。民進党は優秀で、人々の代弁者になれる人物の立候補を歓迎する。これから1ヶ月以内に、我々は団体や個人と関連する事項の討論を進める。我々は改革の力が主に民進党から出る事を希望しているが、まだ他にも多くの社会の力が我々と一緒に改革の力となることが出来るだろう、と述べた。そして、誰と一緒に将来の改革を行うかについては、民進党は一貫してオープンな態度をとっているとの考えを示した。


この他、メデイァや他の人々が「両岸新論述」及び「アメリカを安心させる」ことが2016年蔡主席の最も大きな挑戦だと述べていることについて、蔡主席は、2016年の挑戦は経済、社会から国家の構造改革まで沢山のことがあり、どれも解決していかなければならないことだ。もしこれらの改革の要求に応えることができなければ、国家も社会も健康で強くなることは出来ない。外部の挑戦に向き合う十分な力量も勿論ない。よって2016年の挑戦は、両岸問題だけでなく、全面的な挑戦なのである、との考えを示した。

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